おはようございます。連続増配銘柄として知られる小林製薬（4967）が10日に2024年1～3月期の決算を発表しました。「紅麹（べにこうじ）」原料を含む機能性表示食品による健康被害問題に関連して、製品回収にかかる費用などの特別損失38億円を1～３月期に計上しました。加えて、問題の今後の影響を見通せないとして24年12月期の通期の業績予想を取り下げて未定に変更しました。それでも、24年12月通期の配当予想だけは修正せず、2月9日の23年12月期の通期決算時に公表した23年12月期比で2円増の103円の増配予想を修正しませんでした。
日本経済新聞社のリリースによると、同社は2022年12月期までに23年連続増配。23年12月期も増配だったので24年連続増配となり、24年12月期も増配の予想を維持するので25年連続増配になります。23年12月期の決算短信をみると、期末時点の自己資本比率は76％と厚く、1株当たり純資産は2749円あります。仮に今期にさらなる巨額の特別損失を計上して最終赤字になったとしても、1株当たり103円の配当余力は十分にありそうです。
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