おはようございます。本日は記事のご紹介です。ブルームバーグの日本版が4月30日付で「配当貴族の代表格３Ｍ（スリーエム）、約60年の連続増配に幕－決算は予想上回る」という記事を配信しています。米国の配当貴族とは、25年以上連続で増配を続けている企業のことで、配当貴族を集めた株価指数としてS&P500配当貴族指数が有名です。この指数に連動して運用する日本の投資信託は多くあります。
米国の配当貴族の代表的な企業として知られる３Mが約60年積み重ねてきた連続増配の実績をストップさせるため、ニュースになったようです。同社はヘルスケア事業を分離・独立させるスピンオフを実施する結果、同事業が稼いでいたフリーキャッシュフロー（全体の３割相当を占めていたという）がなくなってしまうため、配当を減らす方針だということです。
詳しく下記のサイトでご確認ください。
2600億円の純資産残高がある野村アセットマネジメントの「米国株式配当貴族(年4回決算型)」の直近の運用報告書をみると、マザーファンドで３Mを保有しています。連続増配年数が途切れることで、早晩、S&P500配当貴族指数の構成企業から除外されることになると思われ、しかるべきタイミングで連動する投資信託から一斉に売りが出るものと思われます。
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