WOORisより

「よかれ」と思って我が子をダメにする母親の過干渉3種
2013/06/18 13:00
by 中田綾美 |

人間関係, 子育て

Yahoo!ブックマークに登小学校に入学して以降、子どもが自分の目の届かない範囲で行動することも増えてくるので、「うちの子、大丈夫?」と心配されているかたも多いことでしょう。でも、「子どものため」を錦の御旗として、子どもの世話を焼き過ぎるのは、かえって子どものためになりません。

小児心理医の成田奈緒子先生(文教大学教育学部教授)によれば、親の過干渉は子どもにとってストレスとなり、それが蓄積すると、子の問題行動につながることもあるとのこと。つまり、子育て熱心な人こそ、「よかれ」と思っての行動が、子どもに悪影響を及ぼしているおそれがあります。

そこで、成田先生から、子どもをダメにする母親の過干渉な言動3個を教えていただきました。



1:子どもの言い分を聞きすぎてモンスター・ペアレント化する

昨年、いじめ自殺問題が大きく報じられたこともあって、「我が子がいじめられたら……」と不安なお母さんも多いはず。

たしかに、子どもがいじめの被害に遭ったら、親が子の思いをきちんと受け止めることは大切ですし、状況によっては、親が何らかの行動を起こす必要もあるでしょう。

ただ、子ども同士の感情の行き違いによる些細なトラブルまで「いじめ」扱いして、親が首を突っ込んでしまうのは考えものです。

「子どもの言葉を鵜呑みにして、事実関係を確かめずに“うちの子が○○ちゃんにいじめられた”と教師、相手保護者、ときには教育委員会まで巻き込んで騒ぎ立てる親がいます。

でも、親がむやみに介入することは、かえって子ども自身の学級内での立場や友人関係などを壊すもとにもなり、子どもに不必要なストレスを与えることにもなりかねません。

まずは子どもの訴えを聞いたうえで、“じゃあどうするか自分で考えてみなさい”と言いましょう。自分で対応策を考えさせることが何より子どもの成長を促します」

子どもに限らず、大人であっても、社会生活を営むにおいて、“好き嫌い”だとか“派閥争い”といった人間関係上のトラブルはつきものですよね。

“暴力を伴う・金品をゆする”など、常軌を逸している場合は別ですが、小さないさかいにまで親が干渉すると、問題をこじれさせるだけでなく、子どもの成長の芽を摘むことにもなってしまうかもしれません。



■2:子どもに正論をつきつけるばかりで気持ちを汲んでやらない

上では、子どもの言い分を聞き過ぎて過保護に突っ走ることの弊害を述べましたが、逆に、「しつけ」のつもりで、子どもの感情をおさえこむのも問題アリです。

「たとえば、子どもが“今日は学校に行きたくないなあ”とか“あの友達、ムカつくんだよ”など学校生活への不満を漏らしたとします。

その際、正しいことを子どもに教えなければと思うあまり、“そんなことを言ってはいけません!”と頭ごなしに叱ってしまいがちですが、これは絶対にNG。

子どもは、家庭だからこそ言える本音を漏らしただけ。それなのに、叱責されてしまったのでは、“本音を言うと怒られる”とストレスを感じ、自分のうちにため込むようになります。

この場合、“なるほど~行きたくないんだ~”、“そうなんだ、ムカつくんだ”とまずは子どもの言葉を繰り返し、そのあとどうしてその言葉が出るのか、少しずつ会話を重ねるようにしましょう」



■3:子どものことが心配すぎてプライバシーを侵害する

子どもが“お母さんべったり”でなくなり、学校での出来事もあまり話してくれない……となると、「どんな友達と仲良くしているのだろう?」「学校でうまくやってるのかしら?」などと、あれこれ気を揉んでしまいますよね。

でも、“子どものことは何でも把握しておかないと気が済まない”というのは、親の傲慢なのかもしれません。

「“子どものことが心配なんです”を振りかざして子どもの人権を踏みにじっていませんか? 心配だから子どもの部屋を留守中捜索して引き出しの中をチェックする。心配なので、子どもの携帯はこっそりチェックする。そんなお母さんがいてびっくりします。

親に信用されていないことを子どもが実感してしまうと、ストレスだけにとどまらず、自己肯定感が低まり、自分を大切にしない子どもになります。親に隠れて非行に走ったり、リストカットしたりという子の親はこのパターンが多いです」

子どもは親の所有物ではありません。毎日、元気に楽しそうにしているのであればそれでよし。もし、ずっと浮かない表情をしている、食欲がない日が続くなど、目に見える異変があれば、「どうしたの?」と直接尋ねればいい話。こそこそ探偵ゴッコをするのは、子どもにとって百害あって一利なしだといえます。



以上、子どもをダメにする母親の過干渉な言動3個をお届けしましたがいかがでしたか? 「子どものため」と言いながら、本当は自分の感情の赴くまま、子どもの気持ちや立場をないがしろにしていないか、よくよく振り返ってみる必要がありそうですね
 以上転載終わり

私は子育てずっと前に終わっていますが、今になってもっと親学のこと勉強出来ていたらなあと思うこといっぱいあります。
上の忠告を真摯に受け止め、親にとって都合のいい子ではなく、本当の意味でのよい子に育ててね。
そうすると、いつまでも仲の良い親子関係が続けられますよ。

子育てを、面白がったり楽しんで出来ると最高だね。
また、子供の目線で考え、親は威圧的にならないことが大切ね。
魂レベルでは、子供の方が上だったりするので、なぜ今こういう態度や行動をするのかを冷静に見極めて対処しましょう。

甘やかすのではなく、しかし、無償の愛を注いでください。
子供はしっかり親を見ていますから、兄弟姉妹に差をつけないことはすご~く大切。
夏休みは暑いし、子供はまとわりつくわで、イライラすることもあるだろうけれど・・・
むやみに怒っては逆効果。愛されていないと感じさせると、あとが大変ですよ。
抱きしめてから、しっかり目を見て諭しましょうね。

この夏休みで益々仲の良い家族になることを目指して、頑張れ子育て世代!!!