山野草が大好きで、ブームになるまえから集めて、畑の一部に、200種以上植えていた義父。。。 陸軍中野学校卒後、情報部員として、ビルマ(現ミャンマー)でアウンサンらとビルマの独立をなし、知事などしていたとかで、人にも、自分にも厳しい、少々変わりものだった。


人生と同じく、華やかな花にはそっぽをむき、楚々とした野の花を、それはそれは、大事にそだてていたのですが・・・

その父が亡くなり、誰も住まないままに、家も、庭も草木もなかなか、手入れが出来ないでいる。


温暖化のなか、水やりもしないので、ひとつ、またひとつと枯れて・・・思い出とともに風化していく。。。


そんな中、毎週のように、家に風を入れに帰る主人が、採ってきてくれる 花木をいけるのが私の楽しみのひとつでもありました。

いままで、花を絶やさないで活けてこれたのも、義父の残してくれた草花のおかげでした。

しかし、それさえも、出来ないほどに、年々だめになるものがふえて。。。


それで、思い出を残す意味で、万葉集の中に歌われている義父の育てた草花を、綴ってみようかと思い立ったわけで・・・


今日は、まゆみ( 檀 ・ 真弓 )または、弓木とも呼ばれています。


      みこも刈る  信濃の真弓  我が引かば

       うま人さびて  否と言はむかも

                              久米禅師

     

 「信濃の弓をひくように、私があなたの気を引いたなら(誘惑したら)、貴人ぶって、いやというかしら」


       花言葉 : あなたの魅力を心に刻みます

     

秋から冬にかけて、赤い実を包むように外側は濃いピンクで、枝に鈴なりの実の可愛さったらないのよ。

母屋に住んでいた頃、中庭にあり、冬には、山からおりてきた、色々な鳥がついばみにきて、それは、可愛く、楽しい景色でした。


激動に生き、戦後は大会社からのオファーを家の事情で断らざるおえず、無念の思いを封印したまま逝った義父。。。


   どうぞ、やすらかに。。。合掌