みました。さぁ、いよいよ高校ラグビーの総決算である花園への予選がスタートです。
12時15分、瀬戸西ボールからキックオフ。FWの怒涛のラッシュから相手ゴールへ迫る順調な滑り出しでした。初戦であることから、ある程度の緊張も予想されましたが、足取りも素早い出だしです。
前半10分過ぎ、瀬戸西は相手10m付近から右ラインへ大きく展開。得意のFBのライン参加が見事に当たり、大きくゲイン。そのまま右中間からポスト中央へ回り込み、トライ!。
コンバージョンも決まり、7:0と瀬戸西リード。
このトライで勢いづいた瀬戸西はFW・BKともにテンポよくアタックを展開。特に、右オープン及び右サイドを集中的に突破して、相手インゴールに迫りました。
途中、中村のカウンター攻撃を受けるものの、ビックゲインを許すことなく、しつこいタックルで応戦し優勢にゲームを進めました。
前半20分過ぎ、連続のボール奪取から左オープンへ展開。途中、パスが乱れるもののウィングまでボールがつながる。
外へ行くと見せてタテに突いたことが功を奏しゲイン、そのままゴール左スミに飛び込んでトライ!。
厳しい角度からのコンバージョン。惜しく外れて、12:0と瀬戸西リードを広げました。
しかし、ここから中村の反撃が始まる。
キックを織り交ぜたアタック、そしてラックからの素早い球出しによるBKへの展開からジワリジワリと瀬戸西ゴールへ迫る展開に。瀬戸西も粘りのタックルでしぶとく応戦しインゴールを割らせませんでしたが、前半終了間際に根負けしてトライを許しました。
コンバージョンも決まり、12:7と瀬戸西5点リードで前半終了です。
後半、中村ボールからキックオフ。
前半終了のトライで気をよくした中村は怒涛のラッシュ。
積極的に前に仕掛けるものの瀬戸西も冷静なディフェンスで対応しゲインを許さす。徐々に試合ペースを取り戻してきた瀬戸西は、絶妙なキック並びにFBのライン参加のビックゲインを連発。
トライへの予感が充分にありましたが、ミスもあって奪えず。
逆に、瀬戸西の猛攻を凌ぎ切った中村は自陣からも積極的にBKで仕掛ける展開から、瀬戸西のボールをインターセプトとして60mのビックゲイン、ゴール中央へトライ。
コンバージョンも決まり、12:14と中村に2点のリードを許す。
2点差を追う瀬戸西、何とか相手陣に深く入りたいものの、焦りからミスを連発。これに乗る形で攻め入る中村にゴール右中間にトライを奪われる。
コンバージョンも決まり、12:21と中村に9点のリードを許す。追いつけるか?
何とか追いつきたい瀬戸西。
しかし中村の手堅いディフェンスとミスも重なりイライラが募る中、左オープンの展開からボールをつなぎ、右に展開。FBのライン参加から、右ラインを突破。タックラー2人をかわしてゴール中央へトライ!。
コンバージョンも決まり、19:21のその差は2点。ワントライで逆転圏内に。
瀬戸西、最後の力を振り絞って突進&突進の猛アタック。中村はたまらずファール。ゴール向かって右45度、22m少し外側でPKを得る。時間はロスタイムに突入。あと、ワンプレーだ。
どうする?
ここで、瀬戸西はペナルティキックを選択。入れば逆転だ。しかし、右足のキッカーには実に嫌な位置。右から左にボールが巻くため、そのコントロールは簡単ではない。
キッカー、ゴールポストを見つめる。瀬戸西ラグビー部の全ての気持ちは、彼の右足に宿ったか。
ゆっくり助走に入った。ミート!
ボールが高々と上がった、長い対空時間だ・・・、ボールはポスト右から巻きながら中央へ!
ゴ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!ル。
そして、ここでノーサイドのホイッスル。22:21、瀬戸西、奇跡の大逆転の勝利でした。
次なる戦いは、9月25日、会場は千種高校にて旭丘と激突します。14:45分キックオフです。
皆様の熱い*2応援、宜しくお願いします。
※PS
この試合、「奇跡」としか言いようがありません。この勝利は、ラグビーの神様が一生懸命諦めずに頑張った瀬戸西ラグビー部へのプレゼントかも・・・。
「諦めない気持ち」、瀬戸西ラグビー部から教えらました。(涙が止まりませんでした)
※PS2
試合の所感として、全般的にイージーなミスが多すぎます。これによって、自分達で苦しいゲームにしてしまっている事を理解するべきでしょう。逆を言えば、ここの改善で相当に楽なゲーム展開になったと思います。5本はトライが獲れたゲームでした。
旭丘戦では、ここの修正に期待したいと思います。
頑張れ!瀬戸西ラグビー部。