定期的な自主点検のススメ。今日は先日修理した船外機の話。エンジンカバー内に白い粉を見たことはありませんか?もしかすると海水が漏れて水分蒸発後の海水塩分が粉状になっているかも。今回のエンジンも同じ症状が見られ、それは燃料ポンプ、ベーパセパレーター付近から発生していることがわかりました。この回路は三本のビス留めされたフタの部分ですが、燃料を冷やす冷却水が流れているところで、燃料ポンプを冷やす事で最適な温度帯でインジェクションへ、燃料を供給することができます。この蓋に電蝕による冷却水漏れが起こると、他の正常な部分に漏れた海水が知らず知らずに降り注ぎます。顕著な例がこちら。これは燃料フィルターですが外周は海水漏れにさらされて、サビが出ています。もうしばらくするとこれに穴が開くことが予想されます。無駄な交換を防ぐためにも普段から開けていないカウルをハグって、内部を点検してしましょう!