ストーリーで学ぶスペイン語会話(1)

 




​第1話:遥かなる東京の空の下で

​・あらすじ

​スペインでファーストクラスの客室乗務員(CA)として働き、

ロックバンドのボーカルも務めるマリア(23)は、

リペリア航空重役である父親の権力を使い何度も来日したが、15歳年上の異母兄の足取りを掴めずにいた。

彼女はついに仕事を休職し、日本での長期滞在を決意する。

・​本文

​成田空港に降り立ったマリアは、心の中でつぶやいた。

「¡Hola, Japón! (Hello, Japan / こんにちは、日本!)」

空港のロビーは行き交う人々で溢れている。

彼女は大きなスーツケースを押し進めながら、周囲の喧騒に耳を澄ませた。

これから始まる長い捜索の日々に向け、彼女は小さく息を吸い込み、タクシー乗り場へと向かった。

運転手が荷物を載せるのを手伝ってくれたとき、彼女は丁寧に礼を伝えた。

「Muchas gracias. (Thank you very much / どうもありがとうございます。)」

東京の街並みが夕暮れに染まり始める中、車窓から流れる景色を眺めながら、彼女は日本語で挨拶を練習した。

「Buenos días. (Good morning / おはようございます。)」

もちろん夜なので時間帯は異なるが、これから毎朝使うことになる言葉の響きを確かめたかったのだ。

ホテルに到着し、フロントのスタッフが流暢な英語でチェックインの手続きを進めてくれる。

その丁寧な対応に対し、彼女はしっかりと頷いて返した。

「Entendido. (Understood / わかりました。)」

部屋に入ると、彼女はベッドの上に兄の写真が挟まれた古い手帳を置き、決意を新たにするように呟いた。

「Todo bien. (All is good / すべて順調です。)」

さらに、次の行動へ向けて荷物から必要な書類を取り出した。

「Aquí está. (Here it is / ここにあります。)」

明日から本格的な調査が始まる。

​・まとめ

スペイン語の発音はJとR以外はほぼ日本語で通じます。

Jはハ行の発音で大丈夫です。

Rは巻舌のラ行で代用できます。椎名林檎さんの歌で練習するといいでしょう。

なおアクセントは関西弁系になります。

ピアノはピ・アノではなくピア・ノとアを強く発音です。

アクセント記号がある場合は、そこがアクセントになります。

「あとがき」

スペイン語会話の速習をできるだけ楽しくできるように考えてストーリー系にしてみました。

英訳も付けたので西英で学習するのもオススメです。

語学系に興味がない場合、短編ミステリーとしても楽しめるように工夫してあります。

このシリーズで学ぶと実際にスペインで話されている基本表現が身に付くのでスペイン旅の前にも役立つでしょう。

ということで、次回まで〜

P.S.来年後半くらいに「スペイン語で話そうよ」で西日本で集まれたらいいなあ。などと妄想している今日このごろ。

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