「オズの魔法使い」から学ぶ、健全なスピリチュアルと現実との向き合い方
「オズの魔法使い」のドロシーの物語は、まさに「ファンタジーの世界でレベルアップして、また現実をがんばる」という、すごく健康的な心の冒険を描いています。
高額セミナーのように「現実を捨てさせるもの」と、ドロシーのような「良い気晴らし」の決定的な違いは3つあります。
・ゴールが「おうちに帰ること」だから
ドロシーは、どんなにキラキラしたオズの国にいても「灰色の退屈なカンザス(現実)に帰りたい」と言い続けます。
現実から逃げ続けるのではなく、自分の現実をちゃんと愛しているところが健康的です。
物語の中でも "There's no place like home."(おうちが一番)というセリフがある通り、彼女の目的は最初から現実への帰還でした。
・「神様みたいな存在」をあきらめたから
ドロシーは最初、すごい魔法使い(教祖みたいな存在)に助けてもらおうとします。
実体はただのペテン師だと見破った時、
仲間に "You are a very bad man!"(あなたはとても悪い人だ)
と責められたオズは、
"I'm a very good man, but I'm a very bad Wizard."(私はとても良い人間だが、とても悪い魔法使いだ)と返します。
強い魔法使いなどいないと気づいたドロシーは、だれかに頼るのをやめて自立へと向かいました。
・現実を生きる戦闘力が身についたから
旅の仲間であるカカシ、ブリキ、ライオンは、「知恵」「心」「勇気」の象徴です。
良い魔女はドロシーに
"You've always had the power to go back to Kansas."(カンザスに帰るパワーは、あなたにずっと備わっていたのよ)
と伝えます。
ファンタジーの世界を経験したことで、ドロシーは現実を生き抜くために必要なパワーを自分の中から引き出したわけです。
つまり、「現実なんか忘れて、ずっとこっちの世界にいようよ」と引きずり込みむのではなく、
ドロシーの旅は「ちょっとファンタジーで元気をチャージしたから、明日からまた現実をがんばろう!」
という、心の正しいリフレッシュになっているのです。
「あとがき」
そういえばW杯が始まりましたが、今回の盛り上がりはどうでしょう?
日本勢の突破を応援しながら南欧チームにも声援を送るのが私流です。
さて、今回のオズの魔法使いのようなファンタジー作品の素晴らしいところは、誰でも、そして無料で楽しめる点です。
高額なセミナーにお金を払うような必要はありません。
そして何より、「現実逃避」で終わらないのが最大の魅力です。
最近、スピリチュアルや量子力学を都合よく解釈して、「引き寄せの法則で、願えば思い通りに現実が変わる」なんていうお話を見かけることがあります。
でも、量子力学の「観測」って、個人の思い込みとは全く関係のない科学のお話。
目に見えないミクロの世界を、研究者たちが特殊な装置で実験しているだけなんです。
普段の生活で、いくら現実をじっと見つめたり願ったりしても、それだけで現実が変わることはありません。
スピリチュアルやマインド系も同じです。
行動という「原因」がないのに、望む「結果」だけが降ってくるなんてことはあり得ませんよね。
「全く勉強せずに資格試験に合格した」とか「お祈りしただけで大金が手に入った」なんて、冷静に考えておかしな話です。
もし本当にうまくいった人がいるなら、それは見えないところでコツコツ努力(原因の積み重ね)をしてきたからです。
楽して現実を変えられるような「誇大広告」は通用しなくなります。
魅力的な言葉で誘ってくる高額セミナーなどには、どうか気をつけてくださいね。
そして、これからの季節は熱中症にも十分注意して過ごしましょう!
では、また〜
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