「失恋ソング比較」アヴリル・ラヴィーンとYUI、なぜ私たちはこの2人に心を動かされてしまうのか?
恋が終わり、胸にぽっかりと穴があいた夜。世界中で一体どれほどの人が、彼らの歌声に心を救われてきたのだろう。
「世界にはAvril Lavigne(アヴリル・ラヴィーン)が、日本にはYUIがいる」
そう断言したくなるほど、この2人は国境や言語の壁を越えて、傷ついた私たちの心に深く寄り添い続けている。
一見、世界を揺るがしたカナダ出身のポップパンクの歌姫と、日本の音楽シーンを象徴するシンガーソングライターという遠い存在に思えるが、その根底には驚くほどの共通点がある。
それは、「自らアコースティックギターやエレキギターを抱え、等身大の言葉で曲を紡ぎ出す」というアーティストとしてのスタイルだ。
さらに、型にはまらない「ティーンのリアルな反抗心や孤独」を歌うことで、同世代のカルチャーアイコンになった点も完全に一致している。
アヴリル・ラヴィーンの「When You're Gone」で描かれるような、相手がいない部屋で壊れそうになる引き裂かれるような恋心。
そしてYUIの「Good-bye days」にみられる、大切な人との別れを予感しながらも溢れ出す切ない未練や心の傷。
2人が紡ぐのは、決して格好良いだけの失恋ではない。
私たちが心の奥底に隠している「かっこ悪い感情」をそのまま言葉にしてくれるからこそ、私たちは「自分のことを見ていたのではないか」と激しく共感し、深く救われるのだ。
しかし、その感情へと至る表現アプローチは、2人で大きく異なる。
アヴリル・ラヴィーンの武器は、「ストレートでエモーショナルなロックサウンド」だ。
突き抜けるような歌声と力強いギターリフの中に、痛いほどの切なさを落とし込む。
まるで自分の部屋で感情を爆発させているかのような、強がりの裏にある脆さをリアルに覚える。
一方でYUIが魅せるのは、「アコースティックな日常のひそやかな一瞬」だ。
繊細なギターの弾き語りと透明感のある歌声で、まるで日記の1ページを覗いているかのような親密なスケールで愛の終わりを歌い上げる。
その世界観はどこまでも素朴で、聴き手の心に静かに染み渡るような響きを持っている。
「感情の爆発」と「静かな日記」
表現の方法は対照的だが、2人の根底にあるのは、傷ついた心をやさしく包み込む絶対的な眼差しだ。
彼らは無理に前を向かせようとはしない。ただただ、私たちの悲しみにどこまでも付き合ってくれる。
さて、胸がチクリと痛む今夜。あなたはどっちの曲を聴いて、夜を過ごしたい気分だろうか。
"An emotional outburst" and "a quiet diary." Although their ways of expressing it are opposite, what lies at the bottom of both artists is absolute kindness that gently wraps around a broken heart. They do not force us to look forward. They just stay with our sadness all the way.
Now, tonight, when your heart hurts a little, which artist's songs do you feel like listening to and crying with?
語彙&表現
emotional 感情的な
outburst 爆発
quiet 静かな
diary 日記
although ~だけれども
express 表現する
opposite 反対の
lie at the bottom 根底にある
artist アーティスト
absolute 絶対的な
kindness 優しさ
gently 優しく
wrap around 包み込む
broken heart 傷ついた心
force 人 to do 人に無理に~させる
look forward 前を向く
stay with ~と一緒にいる
sadness 悲しみ
all the way どこまでも
feel like doing ~したい気分だ
「あとがき」
今回の記事で紹介のアーティストは音楽関係で動いていた時代に南欧のアーティストの卵達から教えてもらいました。
とくにYUIはデモ録音ファイル(Cover)で聴いたのがTokyoで
この歌かんたんそうかもだけど実はちゃんと歌うのは難しいよ
と音楽プロデューサーにコメントした記憶があります。
その頃から南欧ではジャパニーズカルチャーがアニメブームでブースト状態にありました。
アニソン中心ではありましたが、アニソン以外の曲も浸透しつつあった時代。
花男などの日本ドラマもブーム化で主題歌が注目を受けたり。
現在の韓流以前の時代でモー娘ファンとかも多かったです。
ちなみに韓流ヒットの要因は様々ですがダンス女子ユニットの活躍が火を着けたのではと。
南欧は歌うよりもダンスの文化で小学校の教師でも週末は夜半過ぎまでクラブでダンス。
日本で学生でも「踊りに行こうぜ」なんてあまりないだろうし、
社会人で「踊りに」なんて言ったら
普通は引かれるのでは?
まあ、歌う文化と踊る文化の違いなわけです。
ただ、日本にも阿波踊り、郡上八幡踊り、沖縄などの伝統的な踊りもあるので
厳密には踊り文化がないということではないです。
ということで、懐かしい音楽の話題からダンスに飛びました。
当地では今週末は猛暑が到来のようでスイカやら何やら買い込んで備えなくてはと。
では、また〜
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