「失恋ソング比較」back numberとAdele、なぜ私たちはこの2人に涙してしまうのか?
恋が終わり、胸にぽっかりと穴があいた夜。世界中で一体どれほどの涙が、彼らの歌声に吸い込まれていったのだろう。
「日本にはback numberが、世界にはAdele(アデル)がいる」――そう断言したくなるほど、この2人は国境や言語の壁を越えて、傷ついた私たちの心に深く寄り添い続けている。
一見、日本のスリーピースバンドと、グラミー賞を総なめにする世界の歌姫という遠い存在に思えるが、その根底には驚くほどの共通点がある。
それは、「綺麗事ではない、リアルすぎる未練や後悔」を包み隠さず歌う点だ。
back numberの「ハッピーエンド」で描かれるような、相手を忘れられない情けないほどの恋心。
そしてAdeleの「Someone Like You」にみられる、元カレへの複雑な未練や時が経っても癒えない心の傷。
2人が紡ぐのは、決して格好良いだけの失恋ではない。
私たちが心の奥底に隠している「かっこ悪い感情」をそのまま言葉にしてくれるからこそ、私たちは「自分のことを見ていたのではないか」と激しく共感し、深く救われるのだ。
しかし、その感情へと至る表現アプローチは、2人で大きく異なる。
back numberの武器は、「日常の解像度の高さ」だ。
コインランドリーや夕暮れの駅など、何気ない景色の中に切なさを落とし込む。
まるで身近な友人の日記を読んでいるかのような、すぐ隣にいる感覚を覚える。
一方でAdeleが魅せるのは、「ドラマチックな映画のワンシーン」だ。
圧倒的な声量とピアノの旋律で、まるで一本の映画を見ているかのような壮大なスケールで愛の終わりを歌い上げる。
その世界観はどこまでも神聖で、聴き手を圧倒する劇場のような響きを持っている。
「身近な日記」と「劇場のステージ」。
表現の方法は対照的だが、2人の根底にあるのは、傷ついた心をやさしく包み込む絶対的な眼差しだ。
彼らは無理に前を向かせようとはしない。ただただ、私たちの悲しみにどこまでも付き合ってくれる。
さて、胸がチクリと痛む今夜。あなたはどっちの曲を聴いて、涙を流したい気分だろうか。
"A familiar diary" and "a theater stage." Although their ways of expressing it are opposite, what lies at the bottom of both artists is absolute kindness that gently wraps around a broken heart. They do not force us to look forward. They just stay with our sadness all the way.
Now, tonight, when your heart hurts a little, which artist's songs do you feel like listening to and crying with?
語彙&表現
familiar 身近な
diary 日記
theater 劇場
stage ステージ
although ~だけれども
express 表現する
opposite 反対の
lie at the bottom 根底にある
artist アーティスト
absolute 絶対的な
kindness 優しさ
gently 優しく
wrap around 包み込む
broken heart 傷ついた心
force 人 to do 人に無理に~させる
look forward 前を向く
stay with ~と一緒にいる
sadness 悲しみ
all the way どこまでも
feel like doing ~したい気分だ
「あとがき」
シャワーの時も音楽を流している人って多いのでしょうか?
イマドキのスマホ購入では音楽利用税が課せられるくらいに
生活の隅々まで音楽が浸透している時代、どんなときに、どんな音楽を聞くか
人それぞれなので比較研究したら面白いのでは?
で、Adeleは世界のオーディションで選ばれる楽曲でも上位に君臨するスーパースターのひとり。
Skyfallの主題歌の
This is the end.
終わりの時が来た
で始まる同曲は、映画の幕開けに相応しいドラマティックな歌詞でした。
記事でも触れましたが、マイナスの感情をクリエイティブ表現に昇華できる芸術、そしてその素晴らしさ。
学校教育にもっと取り入れると繊細な日本人気質がケアしやすくなるのでは?
大人になってからも何らかの芸術表現に昇華できるようになるので、モヤモヤ発生も解消されやすくなるはず。
むろん妄想の「世界に遊ぶ」という方法もありますね。
立原えりか先生いわく、豊かな想像力の作り出した世界観がそのまま自身の作品に反映されているそうです。
私の場合は「妄想」の世界に遊ぶことが得意ですが
みなさんは何派でしょうか?
というわけで、また〜
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