「へそ曲がり旅日記」(岐阜県木曽路)
地方創生を願って旅日記(小説)をスタートします。まずは縁深き岐阜県からです。
木曽路の陰影に、あえて迷い込んでみる。岐阜の古い宿場町から。
皆さま、こんにちは。
すっかり季節も移ろい、どこか遠くへ心を飛ばしたくなる今日この頃。
世間の「週末弾丸ツアー」の賑わいを少しだけ横目に見て、私は今、岐阜の古い宿場町に立っています。
宿場町、と言っても、みんなが自撮り棒を手に集まるメインストリートではありません。
私が足を止めたのは、そこから一本外れた、地元の方の生活が見られるような裏通りです。
「映えを裏切る、静けさの贅沢」
「わざわざここまで来て、なぜそんな泥壁ばかり見ているの?」
もし同行者がいたら、きっと呆れられていたことでしょう。
でも、幸田露伴のいう酔興ではないけれど、
旅の本当の面白さは「誰も見向きもしないもの」の中に、
自分だけの価値を見つけることにある気がするのです。
ご覧ください、この宿場町の外れにある、歴史ある古い土壁。
観光パンフレットに載るような華やかさは一切ありません。
でも、夕刻の光がこの歪んだ壁に当たると、まるで一幅の水墨画のような陰影が生まれるのです。
効率や便利さを追い求める日常からは、一番遠い場所。
この「一見、用のない時間」こそが、今の私には何よりの薬になります。
「珈琲一杯にも、少しのひねり」
通りすがりに見つけた、看板も出ていないような古い民家風の喫茶店へ。
頼んだのは、深煎りの珈琲。
今時のカフェのような、可愛いラテアートも、写真映えするパンケーキもありません。
ただ、ずっしりと重い備前焼風の器に、漆黒の液体が揺れているだけ。
お洒落なテラス席で、風を感じる私。
あるいは、薄暗い古民家の奥で、ただ湯気を見つめる私。
後者を選んでしまうあたり、
私も随分と「へそ曲がり(酸興)」な大人になってしまったな、
と苦笑いしてしまいます。
でも、器の冷たさと珈琲の熱さが指先で交わる瞬間、頭の中の雑音がすうっと消えていくのが分かります。
「最後に」
観光地を「消費」するのではなく、その土地の寂び(さび)と対話するような時間。
たまには携帯の通知をオフにして、こんな「へそ曲がりな旅」に出てみるのはいかがでしょうか。
日常に戻るための、静かなエネルギーが、じんわりと満ちてくるのを感じています。
皆さまも、どうぞ心地よい日々をお過ごしください。
「まとめ」
賑やかな観光地を離れ、古い宿場町の静けさや陰影を味わう、へそ曲がりで風流な一人旅の魅力を綴った日記。
This diary shows the charm of a unique, quiet trip, enjoying the shadows and silence of an old post town away from busy tourist areas.
語彙&表現
diary 日記
shows を示す、を見せる
charm 魅力
unique 独特な、へそ曲がりな
quiet 静かな
trip 旅
enjoying を楽しむこと
shadows 陰影、影
silence 静けさ
old post town 古い宿場町
away from から離れて
busy 賑やかな、忙しい
tourist areas 観光地
「あとがき」
旅と言えば
元同僚(外資系)の女性がロンドンが好きで何回も渡英していて、
最大の理由が自由な生き方が好きと。
外資系の職場は比較的に自由度が高いのですが、それでもクリエイティブなひとには息苦しい職場なのでしょう。
面白いことに英国人の多くはスペインに自由を求めて旅をする。
そして自由よりも仕事を求めて英国やドイツ等に行きたがるスペイン人達。
世の中はじつにサーキュラーであるなあと。
人間とは互いに無い物ねだりの青い鳥症候群なのでしょうか?
しかし、そこが人生の醍醐味なのかなあとも。
ところで、スタバックスのエスプレッソ10ショットが地元スーパーで3.99ユーロで販売されています。
ネスレとのタイアップだそうでネスプレ?を事前に購入して利用するそうです。
このワンショットは、デミタスカップで40mlという量なのでコンビニコーヒーのようなたっぷり感はないと。
私は主にソイミルクを使うので、
コンビニコーヒー的な飲み方でエスプレッソは滅多に飲みません。
みなさんはどんな飲み方なのかな?
ちなみにスペインでは元々コーヒー消費大国で地元カフェの方が美味なので
スタバの普及は日本ほどではありません。
ということで、楽しい週末をお過ごしください。
では〜