『チャーリーの部屋』より呼びかけ、写真を撮ろう、展示してみよう
『ノン・トラディションと云ったところで、写真における伝統とは、一体何なのか。もともとありはしないではないか。写真は、今後何百年たっても、何もないところから出発しなければならない藝術であろう。』
1962年に開催された、ある写真展に寄せられた三島由起夫のことばです。
今はどうか、少しまえなら夢物語のような技術が提供され、新しい表現方法が「オリジナリティー」であると考えられ、あらゆる「表現術」が出現した。あらゆる事が実現したと云う事は、あらゆる未来が失われたと感じる人もいるだろう。やっかいだが、三島由紀夫の言う通り、何も無いところから出発するしかないのだろう。
今は、自分の「皮膚感覚」と云うセンサーを信じ、シャッターを切り続ける事が、真の「オリジナリティー」を獲得する唯一の道のように思える。
ギャラリー「チャーリーの部屋」『常設展」開催
10:00~16:00(土曜日のみ18:00まで)/日・祭日は休み
多度津町東浜2-24(澤井自転車店内)/090-8404-9767
展示内容は
大島氏(高松市)、「東京スナップ(仮)」より4点
南條さん(高松市)、「痂(かさぶた」)より6点
澤井(多度津町)、「FLOWES」より4点です
企画展が、真剣勝負とするなら、常設展は練習試合、他流試合のようなものです。近所の高校のグランドで練習に励んでいる高校球児を、激励も兼ねて見学に行くような軽い気持ちで見に来て下さい。写真は不定期に随時、入れ替えていきます。
常設展案内動画