あれから三年(10) | セトのブログ

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歌と英語と作曲と。


『あれから三年』が『あれから四年』になってしまった。

伝えたい事、書きたい事がまだあるのでボチボチと続けます。

病気自慢、可哀想な自分自慢に見えてしまう人はスルー水晶(クリスタル)。

クモ膜下に限らず、何度も死にかけたり、障害者すれすれまでいって

知った事、見た事、思った事、人ってのはあっけなく死ぬんだと

その気があれば生きてる事その物を素晴らしい事に出来るんだと

伝えたいなと思います。



何度も書いたけど、術後は痛みが半端ない。

病院には様々な苦痛と闘っている人が大勢いる。

うめく人や涙声の人、叫ぶ人もいる。

その苦痛に満ちた声は人の心に届き、共感や哀れみを感じたりする。

でもそれがずっとだと、当然聞いている方は気が滅入る訳で

病院が嫌いな理由の一つでもある。

何度か長期入院を経験した自分はそういうのに免疫耐性がある。

っと思っていたんだけど、脳外科はちょっと違った。



毎夜毎夜聞こえるそのうめく様な声は

独特でかすれていた。

正直な話、初めて聞いたその夜からずっと嫌悪感を感じていた。

ずっと聞こえていても慣れる事はなく

不快なままだった。

何故こんなに不快に感じるのだろう。。


3夜目くらいだろうか、

ようやく察しがついた。

その声には感情が無いのだ。

何かに耐えている訳でも闘っている訳でもない

起伏が無いただ発っせられているだけのしゃがれ声。

掠れは口をずっーと開けたままだからなんだな。。

それに気づいてしまってからは恐ろしさが倍増した。

外科の比じゃないなこれ。


そしてそれはそこから2~3夜を経て聞こえなくなる。

そう、

またストライプ柄のマットを残して。
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