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あらすじ。
夜景の綺麗なレストランで食事を終え、
ネコオくんから提案された3択はこれ。
１．飲みにいく
２．歌いにいく
３．2人きりになれるところにいく
散々迷ったあげく
『1.飲みにいく』を選んだマリコ。
自分のことで精一杯です。
さあ、みなさん、
ここから仕切り直しです。
そして、開口一番がコレ。
マリコさん、僕は、今夜、
そういうつもりなのかと思ってました。
誘ってしまってすみません。
先生、心の準備ができませんでしたー！さぁーっせん！
いや、その、あの、もう少し
いや、その、まだ、緊張してまして・・・。
いえいえ、
飲みましょう！
飲みましょう！
このお店、スタッフが全員、外国の方ですね。
海外にいる感じがしますね。
メニューもバーコードで読めば間違いないし、
時代って変わりますね。
僕は学生の時にアルバイトをしていて・・・
（マリコ心の声：このお店のあとどうしよう。ネコオくんとリアルで会える時間ってめっちゃ貴重だし。もっと一緒にいたいけど、新宿って空気が薄くてちょっときついのよねー、湘南暮らしに慣れると、都心の空気が合わなくなるな。それにしても歌舞伎町って明るいな。この辺もずいぶん変わったよね、ほんと時代って変わ・・・、否否否否、違う違う！いま考えなきゃいけないのは、目の前にいるネコオくんと、このあとどうするかだよ、まりこ、過去回想している場合じゃない！）
／
オキャクサ〜ン、ソロソロ、
ニジカンタチマスノデ〜
オッカイケイ、オネガイシマァス。
＼
は、早くない？もう、そんなに時間経った？
え、どうしよう、このあと、どうする？
もう帰る？え、マリコどうする？
ネコオくん、では、行きましょう！
って、どこに？目的地もなく、
歩き続けていると
そこはKPOPが聞こえてくる新大久保。
そんなBGMを聴きながらおしゃべりがつづく
私たち。
マリコさん、あのね、
僕、離婚してから
アプリで何人か会ったけど
婚活は違うなって思ってて。
マリコさんとも
婚活は考えられなくて
ごめんなさい。
ネコオくん、それ、毎回伝えてくれるよね。
4回目です。知ってます、
マリコは知ってますよ、わかってますよ。
承知の上で、デートしてます。
結婚はしたいけれども
それ以前に、
好きな人と一緒にいたいんです。
だから、それは、私が自分で
ケジメをつけないといけないなって
思っています。わかってます。
ああ、なんか切ないね〜。
恋って落ちるものだからね。
大人の時間を過ごす前に
そういうことを改めて伝えて
意思確認しようとしてくれるの、
誠実な男性よね。
ふーっ、てくてく歩き、
新宿駅に戻ってきました。
わたし、帰りたくないな。
帰りたくない！
否！
ごめん、マリコは
終電がありません。
え・・・。
つづきます