八十八夜摘み新茶
この1週間は、仕入れのため静岡・掛川に行ってました。
今朝、静岡は雨が降り、明日の仕入れがなくなったので久しぶりに自宅でゆっくりしています。
お茶の専門店の場合、5月の一番茶の仕入れが、1年で最も重要な仕事になります。
と言いますのは、この時期に仕入れたお茶を1年間売ることになるからです。
年間通して変わらない品質のお茶をお届けすることが、お茶屋の信用につながる大事なことだと思います。
さて、ご存じのように5月2日は八十八夜でした。
そして八十八夜といえば新茶ですね。
茶摘みの唄で、「夏も近づく八十八夜♪野にも山にも若葉が繁る♪あれに見えるは茶摘みじゃないか♪茜だすきに菅の笠♪♪」と歌われたように昔から八十八夜に摘まれた新茶は、最もおいしいといわれてきました。
暦というのは、不思議なくらいよく出来ていまして、今年は、5月2日の午後に見事にやや黄色かった茶園が緑に変わったと農家の人たちが、声を揃えていました。
今では、お茶の手摘みも初めの2,3日だけで、ハサミや乗用で刈り取られます。
八十八夜摘み新茶といっても5月2日前後の一番の旬の時の新茶と拡大解釈されることが一般的です。
今年は、まさに八十八夜(5月2日)に手摘みされた正真正銘の八十八夜摘み新茶を仕入れることができました。
香りも味も一級品です。
ぜひ味わってみてください。