平成25年4月20日(土曜日)
新宿シアターミラクル
①15:00開演 ②18:00開演
ザ・フライの単独ライブ、2回とも観てきました。
一昨年の9月、かもめんたる目当てで、シアターDでのスペシャルオールスターを観に行ったのですが、その時にザ・フライも出演していて、これが、最初の出会いでした。
その時の出演者は、かもめんたるのほか、キングオブコントやTHE MANZAIで活躍する前の、今をときめく、Hi-Hiや、バイキング、アルコ&ピース、ハマカーンとか、そうそうたる顔ぶれのほか、三拍子とかキングオブコントの決勝を目前にしたラブレターズも出ていて、そんな凄い人たちに交じって、地味~なザ・フライも出てたんですね。
最初は、なんだこの人たち、全然芸人っぽくないし、テンションひっくいな~と思ってたんだけど、実際、コントが始まってみると、すごく面白くて、というか、私好みで、いっぺんでファンになっちゃいました。
その時のネタは、3人スーツで地味なサラリーマン!ということで、最も大好きな東京03みたいなコントを、もう少しテンション低めにやるところが、私好み、ということです。
それから、その日のアンケートで、印象に残った芸人さんに、ハマカーンとザ・フライを書いときました。
では、ネタの紹介と、感想を少し。
タイトルがわからないので、適当につけました。
(順番が間違ってるかも)
① オープニングコント・遅刻サラリーマン
・井村さん:上司
・今野さん:体の具合が悪いのに、わざとらしいほど仕事がんばってる感出しているサラリーマン
・雨宮さん:遅刻常習犯のサラリーマン
② 大学教授のバイト・客引き
・今野さん:夜はおっパブの客引きのバイトをやっている大学教授
・井村さん:優秀な学生
・雨宮さん:だめな学生
③ ATMおじさん
・雨宮さん:ATMおじさん
・井村さん:客
・今野さん:銀行員
④ 老人ホームのボランティア
・井村さん:真面目なボランティア
・今野さん:就職のため嫌々ボランティアをやっている
・雨宮さん:性欲のためにボランティアをやっている
⑤
⑥ ラブホテルの従業員教育
・雨宮さん:真面目な社員
・今野さん:ちょっと不真面目な新入社員
・井村さん:理不尽に厳しい上司
⑦ 変な兄弟+友達
・井村さん:今野さんの友達
・今野さん:雨宮さんの兄
・雨宮さん:今野さんの弟
☆ 幕間の映像
1 井村さんの結婚披露宴
2 雨宮さんの寝顔
確か、ネタは7つあったと思うんだけど、あと1つ思い出せない。
あ~、何たることか
オープニングコントのあとのオープニングクレジットで『第1回ザ・フライ単独ライブ』の文字を見たら、なんだか、感慨深くなっちゃって、単なるいちファンなのに、なんか、涙が出てきてしまいました。
ほんとに、これから頑張ってほしい!
⑥は少しわかりにくかったけど、そのほかは、もう、自分好みで大満足!
一番ハマったのは、②の大学教授の今野さん!哲学のなんだか小難しい言葉を早口で並べ立て、なぜ、自分がおっパブの客引きをやっているかを説明するが、ただ、好きだから!だと。
今野さんは国際基督教大学出だし、こういうのやりたかったのかなって思った。
こういうやつをもっとやって突き詰めてほしいな。
④の老人ホームのボランティアも、エグくて最高! ちっちゃな薄暗いライブハウスでやるとさらに面白くなる内容で、決してテレビではできないネタ。
とにかく、雨宮さんが、おばあさんだけでなくおじいさんもイケる性欲の持ち主で、性欲を満たすために老人ホームのボランティアをやっているという、老人虐待で法律に触れるよ!という、物議をかもすこと必至のネタ。
やり方によっては、後味の悪いことになると思うんだけど、雨宮さんだから大丈夫だったのかな。
そして、今野さんの、就活の履歴書を埋めるためにボランティアをやる。そして、リアリティを出すために1年半という期間が必要なのだ、ということをしれっと言う大学生は、今野さん、演技じゃないと思います。ほんとに今野さんはそういう人なんだと思う。
③のATMおじさんは、面白かったな。
設定が面白い。
銀行ATMの手数料を機械で一緒に払うのではなく、機械の前に立ってるおじさんに支払うっていうシステムに井村さんがクレームをつけるところから始まるんだけど、雨宮さんのパチンコ好きなおじさんは堂に入ってるし、今野さんの銀行員も面白い。
この支払いシステムは社会福祉のため、っていうところが、ザ・フライらしいな。
全体を通じて、井村さんは普通の真面目な人で、今野さんと雨宮さんに翻弄され、困り果て、大きな声で四苦八苦している感じが、いいな。
ラブホテルの上司みたいに、暴力的に叫ぶのもありだし。
ルックスは、雨宮さんがお笑い芸人の申し子のようなルックスなんだけど、実は結構シャイなのかな。
もっとはじけてほしい。
今野さんが一番あやしいな。
小顔でイケメンで、超私好みなので、今回、生今野さんを見れるということだけでも、かなりわくわくしていたんですが、実際は、風貌は普通のエリートサラリーマンっぽくて、ちょっと冷めてて、本心があまりわからない感じだったんですが、狂気を内在してる感じです。
今野さんの狂気を、もっともっとたくさん見たい!
井村さん、頼みます。
そんな感じです。
p.s. ザ・フライの単独ライブの翌日、かもめんたるのライブに行きましたところ、ライブ終わりに控室に向かおうとしている今野さんをお見かけしました。