「こうしてほしくないな」という行動がある時に、それを言葉にして説明する必要があるかどうかというのを考えることがあります。
場面によっては説明をして理解してもらうことが必要になるかもですが、
例えば「楽しい場」においては、その行動が起きないように別の行動を促すという方法があります。
具体的には、とあるミュージシャンがライブの時に、
お客さんの手拍子が合ってなくて自分の演奏に支障が出る。手拍子しないで。と言葉にする。
それも間違いではないのでしょうが、拍手をやめてもらう方法としては、
①「次にやる曲は、ゆったりした気持ちで聴いてほしいので、ぜひ(椅子があれば)背もたれに背中をつけて、みんなだらっとした姿勢をしてみて。
そのままにこにこ笑顔で。そう、そのまま聴いてね。」と拍手しない姿勢や状況を作る
②簡単な振り付けをみんなで決める
③正しい手拍子が出来るような簡単なメソッドを見つけて曲の前や普段から伝授し続ける
ざっと思い浮かぶ限りですがこんな感じでやってみて、
でも自分も我慢しなくて済む、
色々試してみる。それでも駄目なら
④面白おかしくその場で「合ってないよ!」と笑いに変える。綾小路きみまろさん的な自虐ネタ風
のも良いのではと思います。
これは運動指導でもそうです。
自然と求めている動きが出るように導くのも指導者の勤め。
また、必要な時には言語化をきちんと出来るからこそのこの対応です。まず言語化出来てないと導く術も浮かびにくいと思います。
ただ、結構言語に頼っちゃってるなーと思う場面を目にすることが最近あって気になって書いてみました。
多分、誰かに何かを教える立場の方は自然と身についていたりしますが、ふと思うことがありまして。
10月になりましたね!
