久々に時間がとれたからふらっと立ち寄ってみた故郷。故郷行きのバスから見える山々と川。いつも同じ顔で迎えてくれる。心洗われる川、やすらぎを与えてくれる山々、その全てが暖かい。しかし現実はすぐにやってくる。年老いた我両親。父はすでに足が悪く歩くこともままならず、されど小生の為、きずかぬうちに、お風呂にお湯を貯めてくれている。夕方あった母は、認知症で、施設に入ってお世話になっている。小生に会うなり、一瞬自分の息子だと言ったきり…
両親が生きているという幸せと、戦後まもなくから、ともに生きてきた老夫婦が、離ればなれになっている事実。一抹のやるせなさ。無力な自分。ただただこうべを垂れるのみである
正月に
実家に顔を出せなかった不始末を
この時期に及んで
埋め合わせてみる
いつでも今生の別れとも等しき
短い逢瀬
いや
この故郷のありがたさがあってこその自分
無力なる自分を
父よ母よ
ゆるしたまへ
両親が生きているという幸せと、戦後まもなくから、ともに生きてきた老夫婦が、離ればなれになっている事実。一抹のやるせなさ。無力な自分。ただただこうべを垂れるのみである
正月に
実家に顔を出せなかった不始末を
この時期に及んで
埋め合わせてみる
いつでも今生の別れとも等しき
短い逢瀬
いや
この故郷のありがたさがあってこその自分
無力なる自分を
父よ母よ
ゆるしたまへ