B29がきとります飛行機
幻想のように
そんなコトを考えながら
ベッドで空を眺めつつ
父親の時代を考えます


田舎にある
祖父と父親の軍服姿の写真は
日本の歴史を体現しています
戦争を知らない子ども達
その時代の我らは
知らない筈の幻影を
何故にみるのでしょうか


語られた過去
ほんの六十ン年前
すべて変わりました
変わるコトを望んでました

しかし
何処かDNAの中に
その幻影が仕込まれていて夢うつつ
田舎の写真集を身近に感じ彼ら祖先の妄想を
同じくみるのであります
ヒサカタぶりに思い出し
かの爆音を夢に聴くのであります
まだ
火の手はみえません