草食系

まるで真夏のようなうだる暑さ
一休みのカフェに後輩とその連れの女の子
またまた草バーサス肉の話しになって･･･
｢ねえねえみーちゃん(仮)ってどっち｣
どうやらみーちゃんにアタック中であるらしいほぼ肉食とおもはれる後輩がにじりよった
みーちゃんはフワフワのチェリーオレンジの毛先をいじりながら首をかしげ･･
｢ワタシってどっちかっていうと草食系？かな？
あんまりオトコの人って解らないし…
うん友達とか女の子どうしだと恋愛のハナシも結構したりするんですけど
苦手かな逃げちゃうほうかな｣
さもまたその可愛らしさがたまらんとばかりに後輩｢ェーっでもみーちゃんいままて彼氏とかは～っ｣
｢うーんなんとなくいい感じのヒトとかあったけどやっぱり疲れちゃうっていうか
凝ってる趣味が一人の時間がかかるっていう感じで
ワタシ独りが時々落ち着く感じ？
キョーミなくはないんだけど･･･
変わってるかしら？｣
オレがキミを目覚めさせてやるぜっって調子で後輩は尚も押しまくる
･･･けど
みーちゃん遠い目をして
｢あ忘れてた
本屋に注文してた本を取りにいかなきゃ
今日はお天気もいいし
お茶も美味しかったありがとうございました
また声かけてくださいね｣･･･と脱兎の如く去ってしまった
ピョンピョン
うん
後輩今日もにげられたな
まさに草食系