今週発売の

日経ビジネスの記事は

子を持つ親としては

考えさせられる内容でした。

 

記事は

『行きたい大学がない』として

資金、教育不足などから

予備校など受験産業に

主導権を握られる話から、

世界の大学レベルから

落ちこぼれていく記事等々…

 

イギリスの

タイムズ・ハイアー・エデュケーションが

発表する世界大学ランキングでは

トップ200には

東大、京大のみがランクインしており

それも年々ランクが後退しているとのこと。

 

確かに

敢えて大学に行かねば

学べないことは

特に文系では

少なくなってきている様にも感じます。

 

どちらかと言えば

卒後の就職先の選択肢の多さや

人脈構築の意味合いを求める人の方が

多いのかもしれません。

 

そうなれば

海外の大学を目指す層も

増えていきそうですが、

アメリカの大学などは

学費が年400万円など

高いところも多く、

実際に狙える家庭となると

金銭的な問題で

絞られそうです。

 

日本の学問への

風土が変化することを

願いますが、

OECDの中でも

最低レベルの

教育投資の日本においては

学問は個人の嗜好性が

高いものであるとして、

フランスのグランゼコールの様に

国を支えるエリートを養成する場としては

捉えられていないのかもしれません。

 

英語教育の早期化などが

変化の兆しであれば良いですね。

 

しかし、

日本語が優先であり、

英語はその後…

という意見も根強くあり、

教育の現場で

一つにまとまり、

成果をだせるように

なるのかは未知数です。

 

中国では2001年に

小学校3年時から英語教育を導入し、

今では流暢に話す姿を

アチコチで見かける様にまでなりました。

 

日本語教育が優先という方は、

いったい誰が、どのタイミングで

どのレベルの正しい

日本語を身につければ

英語を学んでも大丈夫と判断するのか

基準を示して欲しいですね。

 

すでに英語を学ぶ為に

留学する時代ではなく、

特定の学問、技術の習得が目的で

留学する時代となっている可能性も高く、

親としては悩ましい時代になった。。。と感じます。