美術品鑑定の番組で


う~ん、本物は

もっと凛としているんですよね...


といって、

贋作を見破るシーンを

何度か見たことがありますぺこ


しかし、

私には【凛】のイメージが

まったくビジュアル的に

想像できませんし、

本物の比較画像を見ても

そんなに大きな違いが分かりません...風邪ひき


この

見極める為の

脳の力は

唯一、

『経験』によって

鍛えることができるものなのです。


実際に

歯科の世界でも

歯の治療の時に、


『ここは、もう少し変えた方が良いかな...』


など、

直感的に

より良い成果を得る方法を

閃く時があると思います。


私もCVSで働いていた時は

店の前を通るだけで、

おおよその売上を推測する事ができました。


店横のバットの数や

レジ数、その時間帯の駐車台数などを見て、

直感的に数字として

頭に閃いたものですむー


以前、

勉強会の余興で

業績の良い医院と

困っている医院の院長を

前から見るだけで分けてくれ...

と言われ、

ズバッと正解した事もあります。


しかし、

この脳力は

困ったことに

教える事には適していません。


ここを見ると、なんとなく分かる...


といった抽象的なものとなります。


とは言え、

例えば美術品を購入する人は

贋作を掴まされては

たまりませんから、

なんとか見極める方法を

知りたいと願います。


かと言って、

昔の趣味の大家の様に

何回も贋作を掴まされ、

一歩、一歩

目をこやす...

なんて事を実践する人も

今時ほとんど見かけません。


つまり、

経営という視点からは

『翻訳』という作業、

もしくは

『信頼』という看板づくりが大切になるのです。


権威あるオークションで有名な

サザビーズでも

一般大衆の理解を得る為に

落札予想価格を公開しようとした時、

内部で揉めに揉め、

主要スタッフが退職する事態にまで

発展したそうです。


それでも

公開したからこそ、

今もサザビーズが存在している

といっても過言ではないでしょう。


見極める脳力を有すると

どうしても、

そこまでの道のりを考え、

自ら敷居を高くして

大衆を遠ざける傾向がでてきます。


しかし、

経営脳もバランス良く

鍛えはじめると、

大衆との架け橋が何かを

考える様になります。


孤高の存在を目指すのか、

それとも人気者を目指すのか...

悩ましい問題ですねにゃ