バンクーバー五輪の選手団副団長を務めた、全日本スキー連盟の笠谷幸生競技本部長が辞表を提出した、との報道があった。


辞表は受理されず、慰留されているらしい。




そもそもの発端は、例のスノーボードの国母選手の服装問題。



その混乱の責任をとるため、
スキー連盟の事実上の現場責任者であった笠谷氏がけじめを付ける事になったようだ。




う~ん



それもどーかな~、と思うが…





また、それに関連して、




国母問題のようなこ事態を起こさない為に、ということらしいが、



全日本スキー連盟は、全日本強化指定選手に行動規範を設け、
規範順守の誓約書に署名しない選手は指定しない方針を決めた、との報道もあった。




内容は、

全日本チームとしての活動期間のピアス、茶髪の禁止、
禁酒、禁煙などなど…



が盛り込まれるそうな。




………。






なんとも、日本的と云うか…





茶髪、ピアスについては私も個人的に思うところが無い訳では無いが、
かと言って、それさえ制限すれば行動規範が守られる、と云う短絡的な発想が問題。



最低限、守らせたい行動規範があるなら、
都度、団体やグループの責任者が伝えれば良いだけの事で、
そういう当たり前の『仕事』を責任者が放棄し、
署名させる事で、「連盟としては事前に署名により承認させたから、何かあったら本人の責任」と、保険を掛けているに過ぎない。



酒飲もうが、タバコ吸おうが、結果出せば良い事で、
青少年育成の為に、と云うなら、公の場で吸うな、乱れる飲み方するな、

で、済む話。



そもそも、持久系の選手はタバコなど吸わないし、
それで勝てるほど甘くない事は、一流なら誰でも知ってるし。





こんな方針が出る自体、連盟が連盟としての体をなしてない事を公表しているようなもの。




仕事放棄も甚だしい。





第一…





ガキじゃないんだから。





もし、ガキなら、
教えてやれば良いだけの事である。