…って言っても大した話じゃ~ないんですが。







WBC連覇!!



何はなくとも素晴らしい偉業!!




決勝戦の韓国との死闘は、
間違い無く世界の球史の一ページに刻まれる、
ベストバウトの一つである。






それにしても、原監督の采配は見事であった。





…結果的に。






采配なんてのは、結局のところは「結果論」。




正解なんてのは実は無くて、
成功すれば「名采配」。
失敗すれば「バカ監督」。





今回だって、仮にもし負けていたら、


「何で抑えを藤川からダルビッシュにしたんだ!!」


「何で四番に代打出すんだ!!」


「あそこはエンドランじゃなくて、バントだろ!!」


「最後まで安定している杉内に投げさせろ!!」




などなど…





もし負けていたら、
全てが監督の無能で負けた!

なんて言われる材料のオンパレード。





トレーニングと同じで、
究極的には正解なんて無くて、
金メダルを穫った選手のトレーニングが「正解」。


栄養学にしても、
勝った選手に「何を食べたんですか!?」
なんて愚問をして、それが勝利の食事の「正解」。





研究なんてのは、
戦術にしろトレーニングにしろ栄養学にしろ、
結局のところは結果に対する後付け。








とにかく、賛否両論はあろうが、
あの超個性派軍団を一つの方向に向かせた原監督の手腕は文句の付けようがない。








それはそうと、
報道を見ていて、印象に残った点を幾つか。





決勝トーナメントから、
いわゆるクローザーが藤川球児投手からダルビッシュ投手に変わった。




確かに、数試合の藤川投手の投球を見ると、
彼の絶好調時とは程遠い出来であることは、素人目にも明らか。



短期決戦であるから、変えることは理解出来るとしつ、
藤川投手の気持ちは…?







ダルビッシュ投手が、期しくも語っていた。



「球児さんもきっと内心はいい気はしなかったと思いますが、
それでもクローザーの仕事について、こういう場合はこうした方が良いとかアドバイスしてくれました。
ホントに球児さんには感謝してます。」


と。





例え百歩譲って社交辞令だとしても、
そういう気遣いが出来るようになったダルビッシュ投手の精神的成長も素晴らしいし、
そういう関係性だったチーム状況が分かり、
こういう点も勝利を許されたチームであった所以であろう。







また、松坂投手も。





延長10回ウラ、勝利の瞬間。



松坂投手はダッグアウトに居なかった。



私も不思議に思っていたが…






報道で分かったが、彼はブルペンにいたそうだ。





もちろん彼は投げられないのだが、
リリーフ準備をしている仲間の事が気になって、
何か手伝える事があるかも知れないと、
ブルペンにいて、仲間に声を掛けていたそうだ。






もちろん、これも結果論の美談であるが、
少なくとも、侍ジャパンは紛れもない「チーム」であった。







あたし、年のせいか…





こういう話に、涙腺が緩むんっすよね~







仕事に邁進する、男(もちろん女性も)の姿って、
良いっすよね~








日本、バンザイ!!