学生の成績表の提出がやっと終わった…




毎年の事ながら、相変わらず要領が良くならず、
作業効率がすこぶる悪い。




自分にブツブツ言いながら、
ようやく…





またまた多数の単位不認定者が発生。




昨年も、確か私の授業だけが、ゴッソリと単位を落とした。





ま、あたしの指導力不足、ってことになりますわな。







スポーツ系の学校だからと言っても、
全員が純粋にその道に進むわけでもない。





入学当時はそういう希望を持っていたとしても、
月日が進むうちに、現実やその道の困難さを見て、
諦めていく…

といった感じの学生が多いように見受けられる。





私の授業は実技も含めた専門分野の内容だから、
その道に進まない人には、ほとんど意味が無い。


趣味としてトレーニング好き、ならば別だが…







よって、学生生活後半になると、
もはやモチベーションなるものはほとんど見られず、
やらない人間は全くやらない。





では、評価の基準を甘くすべきか?
と言うと…





業界を目指す者と、違う道に進む者とで、
評価基準を変えるのは論理的に通らない。





だから、
「100点を取れとは言わない。せめて単位だけ落とさない点数を取れ」、と。





だが…





願いもむなしく…









学生諸君に学んで欲しいことは三つ。






ひとつ。

世の中には、嫌だろうが意にそくわなかろうが、
やらなければならない事があるのだ、
ということ。





ふたつ。

世の中には、日々コツコツ(歯磨きのように)やっておきさえすればどうって事ないことが、
ただそれをやらなかった、それだけの事で取り返しがつかないことがあるのだ、
ということ。








みっつ。

それによって受けた不利益は、基本的には誰も助けてくれず、
泣こうがわめこうが、自分で落とし前をつけるしかないのだ、
ということ。







これさえ忘れなければ、
厳しい時代ではあるが、何とか生きていける。







ま、自戒も込めて、


ですが…









それにしても…








たとえ「夢」のレベルだったとしても、
一応はおぼろげながらでも目指すものがあったなら、
簡単に諦めずに粘ってみればいいのにな~


と思う。







大人になったら、
イヤでも諦めなければならない事が山ほどあるので…








その気持ちとの折り合いを付けて行くのが、
「大人になる」ってことなんだから。








今から諦めグセ付けると、
諦めるものさえ無くなりまっせ~