養生整体師&スポーツトレーナー・最上晴朗-20081226232522.jpg
表題には全く意味はありまへん。

あたしが好きな、筒井康隆氏の著書の題名、というだけ…





最近、飲んだくれの毎日なんで…











未だ仕事納めではなく…




この時期はさすがに仕事量は少ないのだが、
月曜までチラホラある。








11月から始まったパーソナルトレーナー養成講座の前期が昨日で終わり、
2月から後期が開始。


1月が空くのは、
スキー関係の試合が目白押しな為…







今日は、アドバイザーを務めるフィットネスクラブの業務確認の定期巡回ののち、
某取引先の方々との忘年会に突入。






間もなく一年の業務が終わるが、
あたしの一年がどーだったかは、特に皆さんの興味には無いでしょうから、
割愛することにしまひょー。








今日は打ち合わせの中で、たまたま「接客センス」の話になった。






例えばブティックなどの業態の場合、
恐らく多くの方が、入店して直ぐに店員が付きまとうのを嫌う。




センスのあるスタッフは、
さりげなくお客様の様子を遠巻きに把握し、
他の仕事や他のお客様の対応をしながら、
意識の中には常に置いておき、
そのお客様が他のサイズを探す素振りがあったり、いかにも店員のサポートが欲しそうな時に、
タイミング良く近寄る…





そんなスタッフが、
「接客センス」がある、と定義している。







アスリートにおけるトレーニングも、
筋力や持久力をつけるのはある意味簡単で、
「動き方のセンス」の養成が重要なポイントになる。





この辺の、持って生まれたセンスには個人差があるので、
目指すゴールは同じでも、
そこに向かわせる教育、あるいはトレーニングプランは同じであるはずはない。





前述のブティックの例で言えば、
「店員が張り付くのは嫌がる」
「でも、必要な時はそれを察知し、さりげなく側にいて欲しい」
という感覚について、




「何それ?分かんな~い」


という人には、
そういう感覚を植え付けるのは容易ではない。





では、そのようなスタッフに、
時間が掛かっても、そういう感覚を分からせるようにするか、
そこは諦めて、「ここはこうだから、こうしろ」と何かで業務を固定化するか、
これは会社、店による判断になる。





「接客センス」とはいわゆる感覚であり、
運動感覚と同様、指導者側と一致することは稀であり、
そもそも一致しているかどうかも、
究極的には判断のしようもない。




あとは実際のパフォーマンスをみて、
感覚が一致しているか否か、分かっているか否か、
を「推察」するしかない。







接客業において、
この辺りをどのように教育プログラムに落とし込むか、
大変難しいところである。





ま、同じような「接客センス」を持った人を採用出来れば簡単なことなのだが、
実態はそうもいかない。





採用に手間と金を掛けるのも、
実は結果的には後々のコストが下がる。



センスの一致しない人間を教育していくのは、
不可能では決してないが、
結果としてコストが膨大に掛かることになる。









結局のところ、企業にしろチームにしろ、
「人の育成問題」に尽きる事になる。






そこを、センスを期待するか、
諦めてある程度「型を押しつける」か、
どこかで決めるしかないのかも知れない。







もちろん、「センスを育む」ことは、
自分のチャレンジとしては捨ててはいないのだけれど…









そんな事を改めて考える、年の瀬であったりして…