俳優の長門裕之さんが、最近のインタビューの最後に語ったセリフである。




メディアでも伝えられているのでご存知の方も多いと思うが、
妻で女優の南田洋子さんの認知症が進み、
献身的に介護にあたる姿が話題になっている。


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メディアにその事を晒している事に賛否両論あるようだが、
その事はここでは論じない。





冒頭の言葉は、
次の言葉の一部である。





「妻の介護にあたる毎日の中で…



自分の今の年齢を悲観しているわけではないが、
やはり…力が欲しい。
妻を軽々と抱き上げ、ベッドに寝かしてやれる力が。」




と。






これを読んで、思い出したことがある。





日本のトレーニング研究の草分け的存在、
窪田登(くぼたみのる)先生の言葉である。

現在は早稲田大学や吉備国際大学などの名誉教授を務められる。
(確かご健在なはずだが…)




15年ほど前だったか、
何かの集まりで基調講演された中での話。


当時、奥様が病状に伏せており、
その看病をされていた。




「私はウェイトトレーニング、ボディビルの専門家として自分の身体を鍛えてきたが、
妻が病気になり、看病するようになって、つくづく身体を鍛えておいて良かった、と初めて心から思った。
ベッドから移動するにしろ、トイレに連れて行くにしろ、
自分の身体に大きな負荷が掛かる。
若い頃から比べれば筋力は落ちているが、それでも一般の方よりは力がある。
これが無かったら妻の世話が出来なかった…
これだけでもトレーニングをしてきた意義がある。」








私が、この時を境に思ったことは、
愛する人を守る為にも、身体を鍛えておく必要があるのではないか?ということ。




見た目も大事だが、
流行りの「フィットネス」というやつの本質も、
私はここにあるのではないか、
と思えるのである。





こんな事を、若いトレーナーにも伝えていかなければならないし、
自らも身体を整えなければならないと、
改めて感ずるのであった。




人生の先輩方の言葉は重い。