私は、実際の競技に関係なくとも、
トレーニングの一環として、サンドバッグを蹴らせる。






これには様々な理由が含まれているのだが、
大きく分けると理由は二つ。






まず一つは、ボディバランスのトレーニングの為。




正対することを基本とするが、
骨盤あたりの高さ(ミドルキック)を反復させ、
正対した位置に脚を戻させるようにし、
回数を重ねると徐々に疲労し、
(ここからの声の掛け方に秘密があるのだが)
さらに蹴らせようとすると、脚の力に頼れず、体幹の深部の筋を使わざるを得ない。




正しい指導者に指導を受けると分かるが、
まさしく「コアトレーニング」にならざるを得ない。





端的に言えば、
ボディバランスを整える為、が一つ。






さて、二番目は…










闘争心の養成。









原始的に思えるが、
直接コンタクトが無いような競技でも、
究極的な局面では「闘争心」がモノを言う、と私は思う。







反則はもちろんいけないが、
その一ミリ手前は最高のパフォーマンスの状態。




相手をぶっ叩いてでも勝つ!
と真に念じたものに女神は微笑むのである。





実際にぶっ叩くかは別にして、
そこまで闘争心を前面に出さないと、
例えばスキーにおけるワールドカップなどで長期に渡り遠征すると、
勝てるわけがない。




まして、実力で劣っていたら、
最後はぶっ叩いてでも勝ちを取りに行くか否かの「闘争心」。







それは、例えばパンチでも良いかも知れないが、
実は技術的にも難しく、
体幹を使ってパンチを打つ、なんてのはかなり高度な技。









…で、ミドルキックが非常に、
いろんな意味で有効なのである。





その時の声掛けが、重要なんですが…








さー







世界をぶっ叩け~!!