シリーズ第三弾。



まったく好評じゃないけど…






人のトレーニングを見ていて、
最近強く感じること。




トレッドミル(ランニングマシン)で、
傾斜をつけて(坂道にして)ウォーキングしている人を見ることが多い。





最近は一般の方々にも知識が付いてきて、
少しでも運動量を増やそう、という表れだろう。



それ自体は、非常に良い事である。





ただし…






ほぼ全ての人が、
前にある手すりに掴まって、言わば体をぶら下げるような形で坂道ウォーキングしているのである。




人が良かれと思ってやっている事にケチを付けるつもりは無いが、
もし消費カロリーを少しでも増やそうと考えてやっているのなら、
全くと言って良いほど効果はない。






坂道にする、ということは、
水平移動に加えて、垂直成分の運動を加える事である。





つまり、前方へ水平移動する運動に、
階段を昇るような垂直方向への重力抵抗運動を加えよう、という主旨である。





それを、前の手すりに身体を預けてしまったら、
水平方向の運動と変わらないばかりが、
むしろ平地をウォーキングするより、運動量が減少してしまう可能性もある。








本人たちが、どの程度のモチベーションで運動しているか分からないが、
「坂道を歩いてるんだから、効果が高いはず」
と信じてやってるなら、こんな不幸はない。




ま、それほど深いモチベーションもなく、
高い効果も期待してないなら、
口をはさむ必要もないかも知れないが…





フィットネスクラブのスタッフの方々は、
その辺の「熱意の把握」って、してるんだろうか…?






切羽詰まって、効果が欲しい人なら、
そういう事もアドバイスしてあげないと…




根拠は別にして、
信じてやってる人を、裏切ることになりまっせ~