「ピーターの法則」に、安倍前首相をなぞらえた記事が夕刊紙に載っていた。
「ピーターの法則」とは、1968年に米国の教育学者ローレンス・J・ピーター博士が提唱した理論である。
「人間は、ある階層に至り機能しなくなるまで昇進し、無能に陥るレベルに達すると昇進が止まり、結果、組織全体が無能化する」
という考え方である。
分かりやすく解説すると、
係長で優秀な人が課長で優秀かと言うと、そうとは限らない。
ましてや部長で優秀だから役員が務まるかと言えばそうとも言えず、
専務で優秀だから社長が 出来るかと言えば、そんなことは無い。
簡単に言えば、「分相応」。
課長には課長の役割があり、
部長には部長の、
ましてや社長には社長ならではの持っていなければならない資質や能力がある。
どちらが優れているかどうかという問題ではなく、
求められる能力が違う、という事だ。
野球に例えると、常時三割を打つ打者と、
送りバントと盗塁成功率90%の打者がどちらが優秀かと、一概に言えないことと同じである。
同じ土俵で比較するものでもなく、異質なものである。
求められるものは、その組織によっても異なる。
その記事は、
要するに安倍前首相が、首相の器ではなかった、とピーターの法則を引用して解説していた。
拉致問題を担当していた時や、官房長官の時は能力を発揮しているように見え、
「こんな人が首相になったら…」
と思いきや、逆に組織や日本が硬直化してしまった…
つまり、
「どんな有能な人も、出世するにつれ(求められる能力に対して、いつかは…)無能になる」
という、極めて当たり前の真理である。
これはスポーツの世界にも言えることで、
名選手が良い指導者になるとは限らない。
また良いコーチが優秀な監督になるとは限らない。
それぞれ、求められる能力が全く違うのである。
逆に言えば、選手としてはイマイチであったが、指導者としては優秀であったりとが、
指導者としてよりもマネージメント能力が高いとか、
会社で言えば、部長としては視野が狭いが、現場マネージャーとしては高い能力を発揮するとか、
そんなことは誰しも思い当たるフシがあるのではないだろうか。
自分自身も己の本質を見極め、
組織やチームも冷静に必要な人材と能力の分析を行う。
手前味噌だが…
私などは基本的にナンバーツー気質で、
トップに立つより、トップをサポートし盛り立てる方が能力を発揮しやすいタイプである。
チーフトレーナーやコーチに耳打ちしつつ、
その組織に必要な事柄を提案していく裏方が性に合っている。
自分自身を卑下するとか、低く置き過ぎて成長を諦めるとかではなく、
完全なる客観視が必要である。
イメージだけで見ると失敗することは、安倍前首相の例を見れば明らかである、
適材適所、とは口でいうほどたやすくない。
冷静な、第三者的な視点が欠かせないのである。
「ピーターの法則」とは、1968年に米国の教育学者ローレンス・J・ピーター博士が提唱した理論である。
「人間は、ある階層に至り機能しなくなるまで昇進し、無能に陥るレベルに達すると昇進が止まり、結果、組織全体が無能化する」
という考え方である。
分かりやすく解説すると、
係長で優秀な人が課長で優秀かと言うと、そうとは限らない。
ましてや部長で優秀だから役員が務まるかと言えばそうとも言えず、
専務で優秀だから社長が 出来るかと言えば、そんなことは無い。
簡単に言えば、「分相応」。
課長には課長の役割があり、
部長には部長の、
ましてや社長には社長ならではの持っていなければならない資質や能力がある。
どちらが優れているかどうかという問題ではなく、
求められる能力が違う、という事だ。
野球に例えると、常時三割を打つ打者と、
送りバントと盗塁成功率90%の打者がどちらが優秀かと、一概に言えないことと同じである。
同じ土俵で比較するものでもなく、異質なものである。
求められるものは、その組織によっても異なる。
その記事は、
要するに安倍前首相が、首相の器ではなかった、とピーターの法則を引用して解説していた。
拉致問題を担当していた時や、官房長官の時は能力を発揮しているように見え、
「こんな人が首相になったら…」
と思いきや、逆に組織や日本が硬直化してしまった…
つまり、
「どんな有能な人も、出世するにつれ(求められる能力に対して、いつかは…)無能になる」
という、極めて当たり前の真理である。
これはスポーツの世界にも言えることで、
名選手が良い指導者になるとは限らない。
また良いコーチが優秀な監督になるとは限らない。
それぞれ、求められる能力が全く違うのである。
逆に言えば、選手としてはイマイチであったが、指導者としては優秀であったりとが、
指導者としてよりもマネージメント能力が高いとか、
会社で言えば、部長としては視野が狭いが、現場マネージャーとしては高い能力を発揮するとか、
そんなことは誰しも思い当たるフシがあるのではないだろうか。
自分自身も己の本質を見極め、
組織やチームも冷静に必要な人材と能力の分析を行う。
手前味噌だが…
私などは基本的にナンバーツー気質で、
トップに立つより、トップをサポートし盛り立てる方が能力を発揮しやすいタイプである。
チーフトレーナーやコーチに耳打ちしつつ、
その組織に必要な事柄を提案していく裏方が性に合っている。
自分自身を卑下するとか、低く置き過ぎて成長を諦めるとかではなく、
完全なる客観視が必要である。
イメージだけで見ると失敗することは、安倍前首相の例を見れば明らかである、
適材適所、とは口でいうほどたやすくない。
冷静な、第三者的な視点が欠かせないのである。