FPN-魔の数字2・3・5 ~教育研修現場の落とし穴~
あるコラムで見つけたものの抜粋。
随分前にストックしておいたが、記事にするのを忘れてた…
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これは少なからず、思い当たる人が多いのではないだろうか。
自分自身はもちろん、
人の教育や研修に携わっている人はなおさら。
特に。「2・3・5」という魔の数字は納得がいく。
<忘却の2>
2日以内に研修で習った内容を復習または話さないと半分以上忘れる。
<後戻りの3>
3日以内に研修で出来るようなったことを現場で実行しないと、研修前とほとんど変わらなくなる。
<途中挫折の5>
5営業日連続で実行し続けないと習慣化しない。(3日間は比較的継続できる)
である。
手前味噌になるが、
私も遥か以前は、自分がワークショップやセミナーを受ける側で、
受講した時は「なるほど~!」なんて、分かった気になっていたものだが、
結局はまったく進歩していない自分に気付いた。
で、考えたのが、
必ず自分で「人体実験」してみることであった。
トレーニングに関することだったら、一定期間はその手法を自分で実践してみる。
その上で、クライアントへの指導で実践してみる。
(自分の身体で変化が実感出来ないものは、他人に勧めるべきではない)
情報や知識的なことであれば、受け売り丸出しで、
まず他人に話す機会をつくり、語ってみる。
そうすると、初めて脳の中に染み込む「自分のモノ」になる。
逆に言えば、それをしなければセミナーなどを受けても、
「すげぇ~」で終わってしまうのが常なのである。
このコラムでは、
教育も含め、研修というものの目的は、
「行動パターン」を変えること、と説いている。
その為には、
(1)研修期間中に正しい行動が『できる』ようになること
(2)正しい行動を習慣化させること
である、ということだ。
私も、学生への講義、選手への指導、企業での研修、
自分なりには考えて仕組みを作っているが、
やはり(2)の「正しい行動を習慣化させる」点が、まだまだ弱いという実感がある。
学生などは。毎回小学生のように「はい、やり直~し」と、
小姑的にしつこく言えば基本的な事は改善するが…
まだまだ、色々考える余地はありそうだ。
あるコラムで見つけたものの抜粋。
随分前にストックしておいたが、記事にするのを忘れてた…
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魔の数字2・3・5 ~教育研修現場の落とし穴~
2007-4-24 7:17:00 by taka-mia
今回はいきなりクイズから入らせて頂きます。
Q:『2・3・5』と言う数字は何の数字だと思われますか?
ヒント1.教育研修と関係があります。
ヒント2.非常に危険な数字です。
ヒント3.営業やビジネスマナーに特に関係があります。
答えは、ある種の研修において最も注意しなければならない数字なのです。
その研修とは例えば以下のような研修です。
□営業スキル研修
□ビジネスマナー研修
□理系職のスキルアップ研修(実技)
□その他実技系研修全般
これらの研修に共通するテーマは何でしょうか。
もうお分かりの方も多いと思いますがこれらの研修は全て以下の目的で作られています。
それは『受講生の行動パターンを変える』こと。
悪い行動パターンを良い行動パターンに変えることが研修の目的なのです。
「それと『2・3・5』がどう関係があるの?」
と思われた方はもう少し待ってください。
ここでは行動パターンを変えるためには一体何をしなければならないのかを先に考えることにします。
私はやるべきことは以下の2つだと思います。
(1)研修期間中に正しい行動が『できる』ようになること
(2)正しい行動を習慣化させること
世の中のほとんどの研修で担保されているのは(1)のみであるように思うのですが皆様の会社ではいかがでしょうか。
私は(2)までを考えた研修カリキュラムを組んでいかない限り結局
それが習慣化されるかどうかは受講生次第になってしまうような
気がしています。
私は仕事柄、最近3年間で数100社の人事部や社長室を訪問してきました。
「研修直後はいい感じっぽいんだけどねーーーー」
「現場に戻って実践できてナンボだよなーーーー」
これらの言葉はその中のほとんどの研修責任者の方が話している言葉です。
そしてその方々の発言の共通点から浮かび上がってきたのが次の恐ろしい数字です。
「2・3・5」
<忘却の2>
2日以内に研修で習った内容を復習または話さないと半分以上忘れる。
<後戻りの3>
3日以内に研修で出来るようなったことを現場で実行しないと、研修前とほとんど変わらなくなる。
<途中挫折の5>
5営業日連続で実行し続けないと習慣化しない。(3日間は比較的継続できる)
皆様もこんな経験はありませんか?
<例1>
金曜日に研修で新しいことを習った。
→でも翌月曜日に一生懸命に思い出そうとしても半分くらいしか思い出せない。
<例2>
ゴルフのレッスンを受けてボールが真っすぐに飛ぶようになった。
→でも翌週コースに出るといつもどおりの大スライス。
<例3>
毎日ジョギングをしようと固く誓い実行に移した。
→でも4日目の雨天をきっかけに挫折。
情けないことに私は全て経験があります。
そしてこれらは多くの研修責任者の方々と共通した悩みであるということもわかりました。
では、企業はこれらの課題を解決するために何をすればよいのでしょうか。
やり方はいろいろあると思いますが大きく分けて以下の2つなのかなと思います。
・受講生の上司、講師、研修企画者など関係者全員を巻き込んだ研修への取り組み
・研修前、研修中、研修後にやるべきことの明確化
つまり研修を受講生と講師に任せきりにしない、研修の瞬間だけで終わらせない、ということです。
皆様の会社ではいかがでしょうか。
私は研修を提供する企業の研修開発マネージャーです。
この立場で私は少なくとも以下のことを意識して、お客様に研修を提供しなければならないと思っています。
・研修の真の目的を事前に関係者全員で共有する
・お客様(受講生)が現場感を持てる研修を作る
・現場における習慣化の施策までを提案する
非常に難しい課題のようですが研修を依頼する側、受注する側、受講生が一体となればこれは可能です。
弊社の研修が終わってから数週間後、お客様の中で「新しい行動パターンの定着」が「新しい成功パターンの定着」に変わっていることが私の願いです。
■出典元:MIAビジネスコラム
http://www.mia.co.jp/business-columns/column_105.html
■アソシエイト 高橋 研
http://www.mia.co.jp/associates/associate_32.html
これは少なからず、思い当たる人が多いのではないだろうか。
自分自身はもちろん、
人の教育や研修に携わっている人はなおさら。
特に。「2・3・5」という魔の数字は納得がいく。
<忘却の2>
2日以内に研修で習った内容を復習または話さないと半分以上忘れる。
<後戻りの3>
3日以内に研修で出来るようなったことを現場で実行しないと、研修前とほとんど変わらなくなる。
<途中挫折の5>
5営業日連続で実行し続けないと習慣化しない。(3日間は比較的継続できる)
である。
手前味噌になるが、
私も遥か以前は、自分がワークショップやセミナーを受ける側で、
受講した時は「なるほど~!」なんて、分かった気になっていたものだが、
結局はまったく進歩していない自分に気付いた。
で、考えたのが、
必ず自分で「人体実験」してみることであった。
トレーニングに関することだったら、一定期間はその手法を自分で実践してみる。
その上で、クライアントへの指導で実践してみる。
(自分の身体で変化が実感出来ないものは、他人に勧めるべきではない)
情報や知識的なことであれば、受け売り丸出しで、
まず他人に話す機会をつくり、語ってみる。
そうすると、初めて脳の中に染み込む「自分のモノ」になる。
逆に言えば、それをしなければセミナーなどを受けても、
「すげぇ~」で終わってしまうのが常なのである。
このコラムでは、
教育も含め、研修というものの目的は、
「行動パターン」を変えること、と説いている。
その為には、
(1)研修期間中に正しい行動が『できる』ようになること
(2)正しい行動を習慣化させること
である、ということだ。
私も、学生への講義、選手への指導、企業での研修、
自分なりには考えて仕組みを作っているが、
やはり(2)の「正しい行動を習慣化させる」点が、まだまだ弱いという実感がある。
学生などは。毎回小学生のように「はい、やり直~し」と、
小姑的にしつこく言えば基本的な事は改善するが…
まだまだ、色々考える余地はありそうだ。