以前にも書いたことがあったが、
こちらのblogはサブblogで、本家の方のblogに何かあった場合、
記事が消えても大丈夫なように、いわばエマージェンシー目的で開設している。



そのため、本家ではくだらないことでも書いているが、
こちらは直接仕事に関係することだけを写している。



そういう意味では、このエントリーはこちらのblogに写すものでもないが、
最近、気になっていることなので載せることにした。




前置きが長くなったが…









森進一さんと川内康範氏の「おふくろさん」騒動がテレビを賑わして随分たつが、
いまだに収束の気配を見せないばかりか、
むしろ泥沼化の様相である。



私は森さんのファンでもないし、
おふくろさんも名曲であることは認めるが、別に聞けなくなっても困らないし、どうしても聞きたければCDで聞けばよいから、
この騒動に格別な興味はない。



だが、この騒動から、
自分達も気をつけなければ、と感じさせられるポイントが見えてくる。



それにしても、最近の森進一さんはツイてない。

森昌子さんとの離婚騒動も、
真実が何かは別にして、結果的に
「慰謝料もロクに払わない不誠実な男」
「家族に対する愛情が薄い冷たい男」
というレッテルが貼られてしまった。
そのあと肝炎を患ったことなどが公表され闘病生活を余儀なくされたり、
そして今回の騒動だ。


その遥か以前には事務所からの独立騒動。
女優の大原麗子さんとの離婚騒動。

何かにつけ、結果としてお騒がせ男になっている。




もちろん、芸能マスコミなんて面白おかしく書くので、
全て鵜呑みにするわけではないが、
これだけマイナスな事が続くと、
やはり彼の中にも何か欠落している部分があるのだろう、
と考えるのが自然だ。



その一端を垣間見たのが、
川内氏が激怒していると最初に騒動が勃発してからの第一声。


「いや~そう言われましても…
“おふくろさん”は、すでに森進一の“おふくろさん”になってますし…」


これを聞いて、違和感を覚えた方も多いだろう。


その後に、この一件が実は著作者人格権を侵害した可能性があるとわかり、
手のひらを返したように「誠意を尽くして」と床に這いつくばってみても後の祭り。



一方で、「子供を産む機械」発言で物議を醸した柳沢厚生労働大臣。


あの発言の品位のなさは否定出来ないが、
結局あの問題もいつの間にか鎮静化した。
(新たな光熱水費問題発覚などで助かった面もあるが)



あれは柳沢大臣が、基本的には言い訳せずに、
「不適切だった」
「申し訳なかった」
「女房にも叱られた」
と、ひたすら謝ったのが結果的に良かったのだろう。




それが森さんの場合は
前述のような発言を第一声に吐き、
「実態はオレのものなんだから、
作詞家がいまさら何言ってんだ。オッサンよ。」
と聞こえるようなことを言ってしまった。


また用意周到に、
夕刊タブロイド紙に手記という形で言い訳がましい内容の連載を始めてしまった。



すべて森さんの独断での行動ではないだろうが、
被害を受けたと怒りをあらわにしている川内さん側からすると、
これでは誠意を感じるはずもなく、
もはや修復困難な状況までこじれるのも無理なかろう。




つまり、人に詫びる最低条件は、

「言い訳しない」

「ただひたすら謝り、頭を下げ続ける」


さらに、
「100%、相手の立場に立ち、憤りを理解すること」


まずはここに集約されるだろう。



全面的に森さん一人が悪いかどうかは不明だが、
少なくとも品位は欠いた。
また、配慮も足りなかった。



結果として、川内氏の“顔”をつぶしてしまった。


顔をつぶされたと感じた側の人は、
そう簡単に人を許すことが出来ないものなのである。


この騒動は、私たちにも大事なことを示唆している。