
この話題は何度か書いているが、
CPRとは「心肺蘇生法」の略。
要は人工呼吸と心臓マッサージである。
ただ、実はこのやり方は「国際蘇生審議会」というところで定期的に、
様々な実験や検証を経て、より良い方法論が討議される。
そこでの結論が、全世界に発信されるのである。
日本では様々な心肺蘇生法普及団体があるが、
良いか悪いかは別にして、一応国際標準としては「心臓マッサージ30回に対して人工呼吸2回」
に変更&統一された。
2005年度のガイドラインが日本に伝わり、今後様々な団体が追随するであろう。
この心肺蘇生法については、
国民の多くの人が出来た方が良い為、その「普及のしやすさ」と、
どの程度、有効かという「蘇生率」(救命率)とのせめぎ合い、バランスの問題になっている。
要は「簡単にしないと普及しない」と、
「簡単にしすぎると助かる命も助からない」
という微妙なジレンマである。
と、まあ、
今日は新しく制定されたガイドラインに準じた研修なわけで。
一旦、染み込んだ習慣を刷り直すのは、
結構難しいもんで。