以前から書こうと考えていたが、
今日、とあるミーティングでそのような話題が出て思い出した。
よく指導上、クライアントから出る質問。
「ちょっとここ痛いんだけど…(あるいは違和感がある)」
または、
「ここ、何か動きが悪いような気がするんだけど…」
などなど。
こういう時、大抵の場合、
「ストレッチで軽く伸ばしておきましょう」
となることが多い。
もちろん、そうでないトレーナーや指導者の方もいるだろうが、
多くの場合、困ったらストレッチ、というケースが多い。
人の指導を見ていても、ほとんどそうである。
別にこれを全否定するつもりは無いが、
果たしてそれがベストなのか?
そもそも、伸ばすことで何をしようとしているのか考えているのか???
恐らく(推測だが)あまり根拠はなく、
あるとすれば
「伸ばせば筋が弛緩して、そこにスペースが生まれ、循環状態が改善されるのではないか?」
という期待と狙いだと考えられる。
ここから先は、あくまで私見であることを最初に断っておきたい。
私の施術や、様々なパフォーマンス向上を狙った身体調整の根底にある考え方は、
まさに「循環の改善」である。
その為にどの手段を用いるか?が、常にベースにあると言っても過言でない。
あくまで経験値からだが、
私はストレッチよりも「ポンピング」という考え方の方が効果が高い、という実感を得ている。
日本中の見識をすべて調べていないので何とも言えないし、
すでにこんなことは言われているかも知れないが、
要は筋肉を他動的、あるいは能動的に収縮・弛緩を繰り返し、
いわばポンプのような感じで中に還流を起こし、人体の液体成分に動きを促し、疲労物質の除去や痛み発生物質の除去、
または運動効率の改善を期待する、ということである。
ケースバイケースで手法は色々あるが、
伸ばすのではなく、むしろ「縮めてやる」ことを主体にする考え方である。
ストレッチでも、もちろん解決することもあるし否定はしないが、
改善しないケースも多くあるのも事実で、
場合によっては悪化することも少なくない。
そういう事が指導者側の耳に入っていないとすると、
単に気付いていないか、自分の耳をふさいでいるか、
「レアケース」と片付けてしまっているか、であるかも知れない。
昨年、あるセミナーでこのことに触れたが、
参加者も、この事の重要性に気付いていない様子だった。
実は、私も敢えてしつこく説明しなかった。
「これに気付けよ!」
と言って気付いても、ほとんど自分のモノにはならないと思っているからである。
以前のエントリーでも書いた事があったが、
「気付かない人は生涯、気付かない」
と、私の持論がある。
まー意地悪と言えばそうかも知れないが、
ピンと来ない以上、仕方がない。
…、と、このblogであまり詳細なテクニックを書いても理解までには至らないので、
考える方は考えていただければ。
何故、こんな内容を書いたかと言えば、
特に考えもなく、ただ「とりあえずストレッチで伸ばしとけ」のレベルは脱却しては?
という問題提起の意味合いである。
再度、確認しておくが、
あくまで「私見」である。
個人的に、私の付近にいる方は直接聞いてちょー。