先日、アメフトのオービックシーガルズトレーナーの吉永孝徳さんが発起人となって、
現役トレーナーやトレーナーを目指す人たちを対象としての集まりがあった。


私はどちらかと言うと「我が道を行く」タイプで、
勉強の為のセミナー以外はこういう集会に顔を出すタイプではなかったが、
一線級のトレーナーの方がいらっしゃるということで、他の皆さんがどのような考え方をされるのか聞いてみたい、ということもあり、参加してみた。


初回ということもあり、今回はトレーナーを目指して修業中の若い人の悩みなどを聞いて、
それに対してベテランの方が考えを述べたりアドバイスをする、というスタイル。


若い人たちの悩みの筆頭は、やはり「どのようにしてチームなどのトレーナー職に就くか?」
であった。
ま、予想通りで。
何と言っても、そこに尽きるでしょうな。


それに対してのアドバイスは、やはり私同様、
「人と人とのつながりの中で、情報を得ていくしかない。結局は人間力。」
といったことであった。


やっぱりそうなんだよな~、と確認できたことは収穫であった。


今の日本において、トレーナーで食っていくにはまだまだ無理があるのが現状で、
トレーナーという部分にコストは掛けたくない、というのが、多くのチームの本音。
個人で稼げるプロ選手や、一部のチーム以外は、
必要なことは分かっていても、そこまで経費を掛けづらい、ということだ。


トレーナーを目指す人は、まずそこを理解しておく必要はあるだろう。


以前のエントリーでも書いたが、
既存のスタイルではない(チームに付く、とかでは無く)トレーナーの在り方を、
それぞれが新たに構築していく必要があるだろう。


その為には、そもそもトレーナーの仕事というものの枠組を自分で限定してしまっては、
自分で活躍の範囲を狭めてしまうことに気付かなければならない。
先人の考えを拝聴するのももちろん大事だが、
若い発想に期待したいものだ。


もちろん、あたしだってまだまだ…