本当はどうでも良い事なのだろうが、
日々、少し違和感を覚えていることを。


私は様々な場面で「トレーナー」として活動している。
その一環として、トレーナーを目指す専門学校で教鞭をとっている。
そこで担当を依頼されているのが「トレーニング実技・理論」。
とは言っても、実態はウェイトトレーニングが中心となる。



そうすると、本来はトレーナーとは身体全般を担うべき仕事だし、私の仕事もそうなのだが、
結局は「ウェイトトレーニングの専門家」というレッテルを貼られ、カテゴライズされる。
事実、そのようにも紹介されるし、
まるで普段の仕事も、「ウェイトを毎日教えている」と思われているようだ。


ここにちょっぴりだけ、違和感を覚えるのであった…



本来、そういう仕事は「ストレングスコーチ」という枠組みになるのだが、
私は自分を「ストレングスコーチ」と言ったことはない。
だが、担当している教科と「外見」でそのようにカテゴライズされる。


特に私の場合、単に「ウェイトトレーニング」だけを指導することはほとんどない。
以前にも少し書いたが、
例えばウェイトトレーニングの基本として「使うべき筋に意識を集中する」ことが挙げられるが、
私は競技のトレーニングにおいて、集中させない ようにしている。
(もちろん集中させることもあるが)



何故なら、競技において、ある筋に意識を集中させて動作させることはほとんどなく、
むしろ他のことに意識を向けながら、尚且つ大きな力を発揮しなければならない場面が大半であるからだ。


ここが私が日頃から言っている、「フィジカルトレーニングとメンタルを分けて考えるべきでない」とする所以である。
与えられた環境下で集中することなど、実際の現場では、ほぼ有り得ないからである。



通常、「ウェイトトレーニング指導」と言うと、
ここまでの考え方を指すことは少なく、
正しいフォーム、適正な負荷、プログラムの組み方、などになる。
だが、実際のハイレベルを目指す現場では、
フォームうんぬんめ無論大事だが、
どの場面で、どのような質の力が必要かが、大変重要なのである。



そんなこともあって、本心では
「ウェイトトレーニングの専門家」
「ストレングスの専門家」
とされてしまうのはどうも…


それらも含めて、「人体全般の専門家」であるし、事実そうあるべきなので。


ま、こういう教科を担当してんだから仕方がないんだけど。


ちょっとした、中年トレーナーのつぶやきでした。