先日から自費でフィットネスクラブに行っているのは 既報のとおり。
知らない方は知らないと思うが、
新規オープンのフィットネスクラブというのは大勢の人でごった返し、
まさに“芋を洗う状態”。
これは、最近のクラブは早期に投資資金を回収しようと、
開業前に多くの会員数を集客しようとするためで、
「~日までに入会すると…が無料!」「…をプレゼント!」などと購買意欲を誘い、
いわゆる「締め切り効果」で多くの会員を確保したためである。
ま、ビジネス的には仕方なし。
ただ事情を知った上で、一般ユーザーの立場になると、「何だかなぁ」とは思うわけで。
数日前にもクラブに行ったところ、やはり大勢の人が。
私などは当然、トレーニング機器類の使い方は熟知しているし、
何をやるべきかも分かっている。(仕事ですから当然)
だが、開業すればほとんどの人がフィットネスクラブ初心者、というのが日本の現状なので、
スタッフがいくらいても足りない、という状況になる。
当時も、ザット見てトレーニングジム内に150~200人はいたはず。
当然のことながら、全てに目が行き届くのは無理で、
どうしても「ほったらかし」に近い状況になるお客様が存在する。
恐らく、こういう人たちが早期に退会していく人なのだろう…
スタッフ側からすると「これが限界!」というのも痛いほど分かるし、
かと言って「そんなに会員数集めたのはクラブ側じゃん!」というのもごもっとも。
う~ん。難しい命題で。
永遠のテーマですなぁ。
特にその時に目についたのは、
6~7人の列が出来ていた状況。
何の列かと思いきや…なんと“腹筋のトレーニングマシン”に並んでいたのである。
つまり、順番待ち。
文句も言わず、粛々と。(すんげぇ良い人たちだなぁ)
こういう状況を見て「腹筋なんて、床でこうやりゃ良いじゃん!」
などと余計な事は言ってはいけない。
何故なら、この方々はお金を払って「腹筋のマシン」を使いに来ているのだ。
「これでも効果は同じよ!」なんて、夢を奪うようなことは、
その人のアイデンティティを破壊するに等しい。
(これ、笑うところですからね)
それにしても…
いや、この状況に文句があるとか、代案があるとか、
そんなんじゃ無いのだが…
私もこのような世界で仕事している身であるが、
この状況を、一歩離れて客観的に見ると、
「虚しさ」というか「せつなさ」というか…
自分も含めて、「エネルギー消費」に金銭を払っているわけで。
昨日のエントリー、
「ほっとけない世界のまずしさキャンペーン」 について書いたあとなので、余計にそう思うのか。
食えずに死んでいく人がいる中で、
一方で腹いっぱい食って、それを何とか消費しようとする…
文化や状況が違うのは百も承知だが、
考えちゃいますな。