子どもの健康状態が最近問題になっている。


以前ならば成人がなるはずの生活習慣病(旧成人病)や、
最近は偏頭痛も多く、昨日の読売新聞でも大きく取り上げられていた。


当施術所にも何人かのお子さんが様々な症状で来院されているが、
症状はどうあれ、要は身体を「どういう状態にしておけば良いのか」が重要である。
以前からこのblogで訴えているように、
肝心なのは、体内の「循環」をいかにして良好に保つか?である。
その為には、「捻れたホース状態」を改善する必要がある。


お母様方に話して、薦めているのが、「くすぐり」。


子どもをくすぐってやると、当然くすぐったがって、「キャッキャッ」言いながら、逃げ回る。
この時、人間と言うのは、無意識のうちに「楽な方へ、動きやすい方へ」動く習性がある。


人の身体は、「楽な方へ、動きやすい方へ、気持ちの良い方へ」動くと、
筋などの緊張バランスが改善され、
歪んだ身体が正体に戻る、という作用があるのだ。
ただ、子どもに「楽な方へ動きなさい」と言っても分からないので、
くすぐってやることで、無意識のうちに楽な方へ動く状況に誘導出来るのである。


ちなみに、寝るときの「寝相」も同様。
寝るときは無意識に「楽な方へ、気持ちの良い方へ」動く。
それによって身体のバランスを夜のうちに修正しているという、
いわば「自動メンテナンス機構」なのだ。


しかし、この「くすぐり」も、
大人にはあまり通用しないようだ。
何故かというと、大人の場合、
頭で色々考えてしまい(カッコ悪い、恥ずかしい、など)
純粋に素直に、自分の感覚のままに動く、という事が出来ないことが多いからである。
そういう意味では、子どもでも、
このくすぐりが有効なのは幼稚園まてだろう。
それ以上だと無意味ではないが、やはり効果は落ちることは否めない。



さあ、お子さんのいる皆さんも、
10秒を2~3セット、我が子を毎日くすぐってやりましょう!


喘息のお子さんは気をつけていただきたい。
あまり笑い過ぎると発作を誘発する恐れあり。


あとは、くすぐる時にあまり押さえ付けずに、
自由に動かしてやる事がポイント。


ダマされたと思って、まずは明日から実行。