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中高年フリーター、2021年には200万人突破
大手調査研究機関のUFJ総合研究所は4日、35歳以上でフリーターをしている「中高年フリーター」が、2001年の46万人から、2011年には132万人に増え、2021年には200万人を超える見通しだとする推計を発表した。
フリーターの多くはいずれ定職を持ちたいと考えているものの、年齢が高くなるほど正社員になるのが難しく、この状況は変わらないとの前提で推計した。
推計では、フリーターは所得が比較的少ないため、2021年に200万人を超える人が正社員にならずに「中高年フリーター」となることで、国の税収が1兆1400億円、社会保険料が1兆900億円減少するほか、2021年のGDP(国内総生産)成長率を1・2%押し下げる要因にもなる。また、所得が少ないフリーターは、結婚する割合が低いため、子供の出生率を年間1・0~2・1%押し下げ、少子化を加速させるなどとも指摘している。
内閣府の国民生活白書によると、2001年に35歳以上でフリーターに相当する人は46万人いた。フリーターは、パートやアルバイトなどのうち、主婦や学生を除いた人を指す。
(読売新聞)
いやぁ、厳しい時代になりましたな。
まだまだ「年功序列型企業」が多いとはいえ、
「実力主義型」への加速が進んでいる昨今。
だが一部報道では、「実力主義・成果主義」導入失敗(富士通など)により、
システムの一部見直しや、部分的に年功序列に戻すなど、先行きは不透明だ。
確かに「実力主義」で、
年齢に関係なく正当に「実力」を評価する事には異論はないが、
年功序列により終身雇用を約束していたシステムがあったからこそ、
就業意欲や忠誠心といった「モチベーション」が維持されていたのも事実。
しかし、その現場の凄惨さを目の当たりにして来た自分としては、
これについて、どちらが良い・悪いとは、
現時点ではちょっと言い難い。
このような世相を受けてか、
少し前に教鞭をとっていた「鍼灸師」や「柔道整復師」の学校には、
特に夜間部に、いわゆる「脱サラ」組がここ数年、増えて来ている。
同様に、整体師の短期養成コースにも希望者が増えているようだ。
だが、これとて一朝一夕に「技術」が身に付くものでも無いので、
現実には簡単な道ではない。
特に、この世界は「感覚」が重要なので、
やはり年齢が行ってからの習得は、やはり難しいことは否めない。
それと「学校選び」は重要だ。
国家資格が欲しいのか、何が欲しいのか、
自分の目指す方向を決めておかないと、無駄な金を払う事になる。
ただ、やはり思う事は自分の身が「やばくなって」からでは、やはり行動が遅いと思う。
自分に余裕が無い状況下での「判断」は、やはり冷静さに欠けている事が多く、
なかなか自分の思い描いた通りには行かない事も多い。
状況がそれを許さないこともあるだろうし、理想かも知れないが、
やはり会社にいる間、職がある間に「手を打つ」事が肝要だろう。
それには、職がある間に
自分を、会社を、客観的に「見る」目が重要になることは言うまでも無い。
なかなか現実を直視することは難しい事だが。