スポーツナビニュース 中村、開幕メジャーならず ド軍、マイナー行き通告
【ロサンゼルス2日共同】米大リーグ、ドジャースの中村紀洋内野手(31)は2日、マイナー行きを通告され、開幕メジャーはならなかった。中村は即答せず、他球団への移籍も含め、3日にも球団に回答する。
当地でのエンゼルスとのオープン戦前にデポデスタ・ゼネラルマネジャー(GM)とトレーシー監督から通告された。中村は「成績を残してきたつもり。大リーグは実力の世界ではないのか。納得がいかない。代理人と相談したい。(日本復帰も)オファーがあれば考えたい」と話した。中村によると、ドジャースは移籍を容認する考えだという。
中村は2月3日にドジャースとマイナー契約を結び、3月2日から招待選手としてキャンプに参加。オープン戦では20試合に出場し、打率2割9分5厘、3本塁打、8打点だった。
これだけでの情報では、ドジャースが中村選手に何を望んでいたかが不明なので、
この決定が妥当かどうかは論じられないが、
確かに成績の数値だけ見ると、まあ大きな問題はないように見える。
ドジャースのチーム事情に拠るのだろうが…。
それよりも、ちょっと気になったのが、
「日本球界復帰も、オファーがあれば考えたい」と一言。
彼は一体、アメリカへ何をしたくて行ったのか?
「メジャーでプレーをする」ことを夢見て行ったのではなかったか。
もしそうならば、納得の行かない点もあろうが、
例えマイナーに行ってでも、昇格を目指して精進する道もアリなのではないか?
確かに“生活”も掛かってるので、中村家の経済状態は知る由も無いが…
これって、理想論でしょうかね。
中村選手にどこまでの“覚悟”があったのか、ちょっと疑問。
<追記>
中村選手マイナー行きの事情には二つの要因が絡んでいるらしい。
①最初の契約がマイナー契約
ライバルの野手二人がメジャー契約であったため、この二人はマイナーには落とせない。
②クローザーのガニエ投手が戦列を離れたため、投手陣を厚くしたかったというチーム事情。
その分メジャー登録枠のうち、野手分1名を削らざるを得なくなった。
中村選手も是非熱くならずに、冷静に考えて再度メジャーを目指して欲しいものだ。