結局、昨日の試合の後、
コーチ・トレーナー陣の反省会で朝まで痛飲。
7時まで飲んでしまった。
でも色々コーチとも話が出来て、個人的には有意義な時間であった。
ほとんど寝ないで、飛行機で帰京。


早速、撮り溜めてきた写真をアップ。


2005引退セレモニー
今シーズン最後の大会と言う事で、
終了後に引退選手のセレモニーが例年通り行われた。
今季は5名の選手が引退。




太田選手インタビュー大学生が4名と、
チーム雪印の太田泰彦選手が様々な事情により
惜しまれながら引退を。
学生時代から数々の成績を挙げてきた選手の引退と言う事で、
TVクルーのインタビューを受けていた。


引退セレモニーの大田選手
セレモニー後には一緒に戦ってきた選手達や、
大勢のファンからの花束攻勢で、さすがに目に光るものが…。





雪印首脳陣と太田選手
チーム雪印の富井監督と、
全日本ジャンプチームの田尾チーフコーチと共に。







チーム内の事なので、あまり今まで詳しくは書いて来られなかったが、
太田選手は今季、私と二人三脚でマンツーマンでトレーニングに取り組んできた。
何にでも非常に意欲的に取り組み、
指導側の私も頭の下がる思いの1年であった。
長い間本当にお疲れ様でした。
さすがの私も、お互いに抱き合って健闘を称えあった時は、
不覚にもウルッ、と来そうになって…。
あたし、そういう時って涙を見せるのが嫌なので、ついそっけなくなっちゃうんですよねぇ。
顔をまともに見られなかったなぁ。
ちょっと悪かったな…。やや後悔。



しかし人生としては、これからが当に本番。
多くの選手が「競技」を「競技」としてしか捉えていないが、
(現役中は無理も無いが)
実は競技で学んだ事、培った事は、社会生活の上での全ての基本である。
取り組んできたトレーニングで得た「身体に対する考え方」も、
仕事その他で全てに通ずる。
この長い間の選手生活で得たものを、現役時代のみで終わらせては意味が無い。
他の一般の人が体験する事の出来ない、数々の経験が、
この先に生かされる事で、初めて競技をやってきた事の本当の意味が存在するのだ。
「競技」とは「競技」のためだけに有るのではない。


改めて、引退セレモニーを見ていて感じた事は、
彼らは幸せだなぁ、ということ。
多くの選手が志半ばで引退(皆が金メダルを取れるわけでは無い)、という事が大半だが
実はそれ以前に、多くの選手が競技を続けたくても続けられず、
中学や高校生で辞めざるを得ない人間がほとんどだ。


大学や社会人まで競技を続けられた事は、
引退の瞬間は涙にくれたとしても、実は非常にラッキーな事なのだ。
(もちろん、本人たちが血の滲む様な努力をして来た事は言うまでも無いが)


さ、ここからが人生の勝負!
陰ながら応援してます。