花粉症の方にとっては、毎日が憂鬱な日々。
暖かくなって…とも喜んでられない。
すでに様々なところで紹介されているのでご存知の方も多いと思うが、
諸説あるものの、塩水による「鼻うがい」が有効。
私はお陰さまで花粉症ではないが、
子供の頃からアレルギー性鼻炎に悩まされ、
大人になって、この世界に入って、
「鼻うがい」を知ってからは、本当に快適になった。
鼻の調子が悪いと、そもそも「口呼吸」になってしまうのが最大の問題。
これについては長くなるので、後日また述べさせていただきます。
さて、「鼻うがい」「鼻洗浄」だが、
要は塩水で鼻を洗えば良い、という事だ。
だがそのやり方には、幾つかの説がある。
私ももっときっちり調べれば良いのだが、これといった決め手が無い。
(どなたか「ズバッ」と言って下さる方がいたら、ご一報下さい)
「水道水では駄目なのか」という質問も多いが、
これには「塩」の殺菌効用を語る必要があるので、詳しくはこれまた後日。
まず水道水では、かなり「鼻が痛い」。
ツーン、と来てかなり苦しい。
これが塩水だと、不思議とそれほど辛くない。
水道水の「塩素」が、鼻の粘膜には刺激が強すぎるらしいので、
塩の効能は別にしても、水道水は避けるべきである。
次に塩の「濃度」。
どの程度の濃さの塩水を作るのか?
これまた諸説あるようだが、
最も主流で言われているのは「生理食塩水」である。
厳密に言うと、沸騰させ(最低10分以上)冷ました水に塩を混ぜ、
濃度0.9%の食塩水を作る。
これが「生理食塩水」である。
細胞液または体液・血液と等しい浸透圧をもち、
点滴液や注射液の基液にもなっているものである。
実際には、濃度の多少の誤差は良いのだが、
約1%と考えれば、コップ1杯(200cc)に一つまみ程度だろう。
もう一つの説は、海の水と同じ「3%」というものだが、
様々な論をまとめると、鼻には少々「濃すぎ」て、粘膜に良くないようだ。
喉のうがいなら、構わないかも知れないが。
後は、細かく言えばキリが無いぐらい、注意点がある。
だが、どこまでこだわるかの問題で、
上記に挙げた部分は最低限守れば、あとは個人が出来る範囲内で良いようだ。
やり方は鼻から入れて(上級者は「吸い込む」最初は苦しい)、
口から「エ~」と発音するように、ダーッと出す。
(私は濡れても良いように、風呂でやっている)
説明はこれだけでは足りないかも知れないので、
参考のサイトを幾つか挙げておく。
あつ花別館・「生理食塩水で鼻を洗おう」
鼻*鼻.com・「鼻うがいをやってみよう!」
rescuenow.net「ワンポイントレスキュー鼻うがい」
この他にも解説サイトがあるので、探していただければ直ぐに見つかる。
やり方が微妙に違うのも面白かったりする。
私は、目的が達成されれば何でも良いので、そこにこだわりは持たないが、
普通に吸い込んで、口から思いっきり出してます。
何事も“準備”が最も大事。
効果については、人によって様々な見解があるようだが、
少なくとも私は劇的な効果があった。
ただし、何事も「やりゃ良いってもんじゃない」。
やりすぎは禁物。
ただ、考え方として「鼻を洗い流す」と言うよりも、
塩の殺菌効果を使って「粘膜の正常な状態を促す」と考えた方が良さそうだ。
ちなみに、実は鼻を洗浄するためのグッズが色々販売されている。
私の本家サイトに、少し紹介してます。
うまく出来ない人には良いかも。
私はこの中の「ハナクリーン」を使っていたが、
熟練してしまったので、コップなどで事足るので現在はお蔵入りしている。
当院の患者さんにも、幾つか販売もした事がある。