表題の「正識」とは何か?
単なる私の造語である。
「常識」とは、多くの人がそうである、と信じている情報。行動。
それ故に、「常識」が必ずしも「正しい」とも限らない。
「正識」とは「正しい知識」。
「正しい知識」は長いので、「正識」と縮めただけの事です。




さて、巷では未だ風邪が流行っているようだ。


私のところの患者さんでも、数人が風邪っぽい症状。
または風邪の引きかけ、という人が目立つ。



今日もある患者さんの施術をしていて、
会話の中で「ちょっと寒気がして、風邪っぽい」との話が出た。
そうしたらその方が、
「今日は施術が終わったら仕事も無いので、スタミナ付ける為にも焼肉でも食って寝ますよ。ハハハ。」、と。


以前のエントリーでも「風邪の対処法」について書いた事があったが、
身体の中が風邪に対して対抗しようとしている状態では、
その対処に“血液”を供給しやすくするべきで、
消化に時間が掛かるものを食すのは避けた方が良い、と言う論理である。
出来たら水分以外は、1食ぐらい抜くぐらいで良い。


ただ、そこまでは言わないまでも、
さすがに「焼肉」は無いだろう、と。



スポーツの試合の前日や朝に、
「“敵に勝つ”でトンカツだ!」と言っていたのは今は昔。
今となっては笑い話…かと思いきや、今でも同じような事を言う大人は多い。
(今回の「焼肉」事件も、やはりスタミナには「肉」というイメージが固定されている人は多いのでしょうね。人のこと、笑えないかも。)



まだまだ、皆さんに正しい情報―「正識」―をお届けするには、
かなりの時間を要すらしい。



あ、ちなみに、
この患者さんが特別なのではなく、
まあこんな状況の方が圧倒的多数、という一般論を述べるために、
例に挙げさせていただいただけです。はい。(汗)


Aさん。読んでらしたら、そう言う事ですからね!
他意はありませんですよ。