元西武選手で、オリックスの監督も務めた石毛氏が代表の四国リーグ(会社名:株式会社IBLJ)トレーナー募集/IBLJのお知らせを見付けた。

その応募条件が、結構すごい。



以下2つの条件を満たす(資格を有する)人に限る
・日本国内のあん摩鍼灸師国家資格
・NATA公認アスレティックトレーナー(ATC)資格




この世界をご存知ない方は分からないかもしれないが、
鍼灸師は専門の養成学校を3年通って、国家資格をとらないといけない。
NATAのATCと言うのは、現在のところ世界で最もレベルの高いトレーナー資格で、
アメリカの大学で勉強して、その後実際のチームなどでインターンを経て、やっと取れる資格である。
両方で掛かる学習の費用を足すと、
恐らく500万円前後のはずだ。


この二つを有する、という事は、
ものすごいコストを掛けて勉強している人、というわけで、
もちろん日本にも何人もいるが、そんなに沢山いるわけでは無い。
また、今回の報酬(賃金)が、かなり厳しい。
(ここでは金額を書く事を控えます。サイトで見て下さい。)


まあ四国リーグもまだまだ前途不透明で、
選手の年棒も200万円そこそこ、と言う事らしいし、
運営が大変なのは分かるが、
それならそれで、これほどまでにトレーナーの採用要件を厳しくする必要は無いのでは?
と自分なら思うが。
まだ現状がその程度のリーグならば、トレーナーも同様、
若手の勉強の場にすべきだ。


トレーナーだけは日本でも最高峰の人材を要求。でも給料は安い。
では…ちょっと虫が良すぎるかぁなぁ、と自分は考えるが…。



だが、以前のエントリーでも書いたが、
素晴らしい資格を持っていても、職が無いトレーナー(志望者)がいるのも事実。
そのような人が、この条件を飲んで行くのだろうか。


この条件でも「経験が積みたい!」と集まる人達を期待する、ということか。