私が、いわゆる“トレーナー”を目指す人たちに語る事に、

「トレーナーは“五者”」

という言葉がある。


実はこの言葉は、私のオリジナルではなく、
完全なる「パクリ」である。



あるお医者様が「医師は五者」と書いていたのを見て、
トレーナーにもまさに当てはまる、と感じて、
様々なところで語っている。
偉そうに。



学者…科学的理論に基づく指導
教育者…相手の理解を引き出す
役者…必要あらば怒ったり、共に悲しむ、喜ぶ
芸者…気持ちを明るく前向きに。時としてタイコ持ちの要素も。
易者…現在やっている事の将来展望。見立て。





というような事だ。


人によっては、
何れかの要素のみが突出していたり、
ある部分は全く無かったり、
もちろんなかなか完璧なバランスは難しい。


また、目指すトレーナー像や、教育課程によっては、
どうしても「学者」や「教育者」の意識のみが先走る傾向の人も多い。
もちろん、それが悪い、とも一概に言えないが…



ただ少なくとも、
どのような状況になっても「食える」トレーナーには
このバランスが不可欠であると思う。



要は、「目指そうとする」意識。


「意識」が変わると「行動」が変わる。
「考え方」を変えることだ。


心に、頭に、常に置いておく事が、まずは重要なのである。


ただ、最近思うのだが、
これはどの職業にも当てはまるように思える。