20050208144016.jpg普段よく通る、池袋駅から少し離れた路地裏。


最近まで何も無かった場所に、
小さなヘアサロンが出来ていた。
広さ15㎡ほどのこじんまりした店。





中では一人のお客さんが、30歳前後の美容師さんに髪を切ってもらっていた。


この風景を見て、勝手な想像をしてみた。
“妄想”に近いかも。







恐らく、数店のサロンでの経験を積んで、
長年の夢を叶えて、やっと自分の店を持つ事が出来たのだろう。


こういう思い切った行動に出る人が現れると、
周囲には応援する人もいれば、やっかみ半分の人もいる。
だが、大勢はこのような事を思う人がほとんどだったに違いない。

「こんな場所でうまく行くわけないよ」
「サロン過当競争のこの時代に無理だ」
「こんな小さな店じゃ…」

などなど。



仮に、もしこの店がうまく軌道に乗ったとしたら、
先程の人達は今度はこう言うだろう。

「あれは、たまたまだよ」
「運が良かったんだ」



そして、もし友人や後輩から独立の相談を受けたら、この人達は今度はこう言う。

「止めとけ、止めとけ。今はタイミングが悪いよ」
「これだけサロンが増えちゃったら、無理だよ」…








この世には、二種類の人間しか存在しない。

「動く人」と「動かない人」。

「動かない人」は「動かない」理由をいくつでも並べて、大抵の場合、いつまでも動かない。

「タイミングが早い」
かと思うと、
「タイミングが遅い」。



無論、動くには動くだけの相応の準備や資質が必要だが、
大事なことはまず、「動く」ことだ。
能書きは誰でも言える。



勝手な妄想で、ここまで話を膨らませてしまった。


しかし、こういう小さな店こそ、
頑張って欲しいなぁ。



な~んて勝手に解釈して、
実は金持ちの単なる道楽だったりして。