今週は、水曜日まで、
やや不調の選手を東京に呼んでミニキャンプを行っており、
スケジュールがタイトで少し疲れ気味。
おまけに、この時期は体調を崩す人が多く、
駆け込みの患者さんもいたりして。


さて、シーズン中のミニキャンプで何を行っているのか?
もちろん私は技術のコーチではないので、
そこに深く立ち入ることは控えている。
となると、結局は「トレーニング」になるわけだが、
連想される、いわゆる「ウェイトトレーニング」をやったところで、
今から筋力が付くわけでもない。


トレーニングを考える時に、まず
“何を目的とするのか”を明確にしなければならない。
それを考える時に、自動車に機能と対比して考えると分かりやすい。


筋力…エンジン
脳・神経系…ドライバー
呼吸・循環器系…燃料供給機構、気化器
骨・関節・腱…動力伝達機構(サスペンション、シャフトなど)



まず考えておかなければならないのは、
基本的にはひとつのトレーニングで、
全ての機能が高まることはほとんど無い、ということである。


当たり前、と思われる方も多いかも知れないが、
例えば“膝の痛みをトレーニングで治す”と、
何でもかんでも言う指導者がいるが、
その痛みが何によってもたらされているかを見極めないと、
“筋トレで全て解決”とはならない。
あくまでも、“筋トレ”は“エンジン”性能の向上が主なのだ。
学生からも、よく
「先生、肘を痛めたんですけど、どこを鍛えたら良いですか」
と質問されるが、前記のようなことが分かっていないと、
こういうパターンの思考になる。



さて最初のテーマに戻るが、
考え方としては、
「この時期から(シーズン中)高められるもの、高められないもの。」
「不調の要因は技術的なことが明らかな場合、
 その技術に影響を及ぼしているのは、身体のどの機能の問題か。」
という事である。



これらを総合的に考察していくと、
この時期にやるべきは、「脳・神経系機構の改善」という事になる。
車で言うと「ドライバーの能力向上」。
例えば我々がいきなりF1マシンに乗っても、
いくら車が優れていても、まともに走らせる事は出来ない。


身体で言うと、
「正しい順序で必要な筋が使われ」
「必要ない筋は脱力されていて」
と言うことだ。


つまり
「余計なことをしない身体」「やるべきことが出来る身体」
の状態である。


そのための方法論は色々あるし、様々なトレーニング法が知られている。


長くなりそうなので、詳しくはまた。