こちらこちらのエントリーで、
スキージャンプ選手のウェア、「ジャンプスーツ」の話題を取り上げた。
様々な工夫がこらされている、という話だ。
話だけでは分かりづらいので、百聞は一見にしかず。
見ていただきたい。


この写真は、スーツを前からみた図である。
2種類あるが、カットが異なるのがお分かりいただけるだろうか。
どこにカットを持って来るかは、その選手のジャンプスタイルによるが、
動きやすさや、どこに空気を溜めて浮力を得るか、
最終的には個々の好みになる。
カットの数はルールで上限が決められている。
ダウンジャケットのように作ったら、空気を多く溜め込めるので、
ルール上はアウトである。


ちなみに、このスーツは同一選手のもの。
幾つかのパターンを作成しておき、練習の中で試しながら、
シーズン本番までに、主力となるスーツを確定するのである。