今日はある企業が主催するパーソナルトレーナー養成講習会の担当で出向く。
数カ月のコースの最終日である。
最終試験で、皆、緊張の面持ち。
だが、実際は厳しいのはこれから。
“稼げるか”“稼げないか”は、全て自分の腕に懸かっている。
日々精進し、是非良いパーソナルトレーナーになって下さい。
それと共に、今日は年度末。
私も一応、小規模ながら法人なので、
これから帳簿を整理したり(と言うか、ほとんどこれから書く)
請求や支払を済ませなければならないが、
それは昨日終わらせたので大丈夫。
5月末までに、決算資料を揃えれば良い。
そもそも独立する時に、
税制的には微妙だったが、法人にする必要は無かった。
しかし取引き先の意向があり、
「出来れば法人である方が有り難い」と言われたので、
この形式をとった、という経緯がある。
なので、時折アルバイトを頼む事もあるが、
実際には社員を雇用しているわけでは無いので、
経理的には単純なものだ。
今日は、「人を雇用する」、と言うことと、
雇用されている側の意識、について書いてみる。
私も空想的に実際にもし人を雇うとしたら、どんな人材が必要か?
という事は時折考える。
ま、一番は「仕事、クライアントを探して来てくれる人」
と言うことになるだろう。やはり何だかんだ言ってみても、営業ありき。
ではその人間に給料を20万、仮に支給するとして、
その社員が頑張って15万の仕事を取ってきたとしても、
私としては“赤字”である。
20万でもトントン。
25万でも、その社員を雇用するための経費(保険、その他)を考えると、やはり“赤字”
教育費などを考えると、30万でやっとトントンか。
40万の仕事で、どうにか私に見入りがある、といった具合いだろうか…
このように語ると非常にレベルの低い話に感じられるが、
実はこれが「人を雇用する」と言うことの基本である。
だが多くの「雇用される側」には、このような意識は無い。
幾らかの給料をもらって、給料分の仕事をしている、という認識がほとんどだ。以前のエントリーでも書いたが、
「金をもらって仕事をする」という意識と、
「仕事をして金をもらう」という意識では、天と地ほどの差がある。
ましてや、自分がもらっている給料の何倍か(2~3倍)の“稼ぎ”を自ら会社にもたらすか、
あるいはその人を雇用する事で、“稼ぐ部隊”(営業最前線)が自分の仕事に集中出来て、
その分をより多く稼げる状況にならなければ、
会社は人を雇用している意味は無いのである。
多少、極論かも知れないが、
この事を深く認識しているのが、
「プロ」のビジネスマンであり、サラリーマンなのである。
基本的に、自営業者や職人、法人代表は
この事を当たり前のように日々感じている。
本当に「当たり前」の事なのだ。