Yahoo!ニュース <血液型番組>「性格決めつけ」視聴者から抗議相次ぐ より。
確かに、最近は度を超えている気がしていたが…。
<血液型番組>「性格決めつけ」視聴者から抗議相次ぐ
血液型による性格判断を扱うテレビ番組が、今春から増えている。特定の血液型を「いい加減な性格の持ち主」「二重人格」などと決めつける内容が目立ち、NHKと民放が設立した第三者機関「放送倫理・番組向上機構(BPO)」には、視聴者から「子供が血液型でいじめを受けた」「一方的な決め付けで不快」などの抗議が4月以降、50件以上寄せられた。このためBPOの青少年委員会は番組内容などを検討し、「科学的根拠があるかのような体裁で問題がある」などと判断、近く民放各社に対し、番組制作にあたり慎重な対応を、と要望する。
「決定!これが日本のベスト100」(テレビ朝日系)、「発掘!あるある大事典2」(フジテレビ系)などのバラエティが、血液型による性格判断を扱う特集を組み、確認できただけで10月に少なくとも6回あった。内容は▽嫌いな血液型、相性が悪い血液型などをランク付けする▽タレントらが「B型はいい加減」「AB型は二重人格」などと言い合う▽保育園児を血液型別に行動観察する――などだ。
立命館大の佐藤達哉助教授(社会心理学)によると、血液型性格判断は80年代にブームになった。学者らが「統計上の違いはわずか。科学的には何も実証されていない」などと批判し、沈静化したが、再び雑誌などが取り上げ「大衆の常識のように定着してしまった」という。
血液型番組の差別・偏見を告発するサイトを9月に開設した岡山大の長谷川芳典教授(心理学)は「ほとんどの番組は、いい加減なデータでレッテル張りをしている。血液型という生まれつきのもので他人を判断することは不当だ」と批判している。 (毎日新聞)
やはりそうか、という感じ。
全て見ている訳では無いが、確かにやたらと「血液型」をテーマにした番組が目立っていた。
少しは面白い部分もあったが、
ちょっと「ここまで言い切って良いのかい??」という面も多かったようだ。
それに、「ここまで断言するのに、どの程度のデータをとったのか?」という面も気になった。
中には、ある保育園の園児を血液型別に分けて行動パターンを見て、
“A型は~のような傾向がある”としていたが、
その園児だけのパターンで、あたかも全ての人が、その傾向にある、とするには
多くの方が違和感を覚えたに違いない。
しかし、昔から「あ~君はO型か。だから大雑把なんだ。」
という類いの会話は頻繁に交わされ、
人間関係の潤滑油のように使われていた事も多かった。
笑いで済むレベルなら良いが、あまり度が過ぎると、人間関係に問題も生ずる。
以前のエントリーで「身体の歪み」について取り上げた番組について書いた事があったが、
TVで放映されていた内容を、そのまま信じる人は多い。
それぐらい、影響力大なのである。
TV局側は視聴率さえ取れれば良いのだろうが、
マスメディアの責任は非常に重い、と自覚すべきであろう。
確かに、最近は度を超えている気がしていたが…。
<血液型番組>「性格決めつけ」視聴者から抗議相次ぐ
血液型による性格判断を扱うテレビ番組が、今春から増えている。特定の血液型を「いい加減な性格の持ち主」「二重人格」などと決めつける内容が目立ち、NHKと民放が設立した第三者機関「放送倫理・番組向上機構(BPO)」には、視聴者から「子供が血液型でいじめを受けた」「一方的な決め付けで不快」などの抗議が4月以降、50件以上寄せられた。このためBPOの青少年委員会は番組内容などを検討し、「科学的根拠があるかのような体裁で問題がある」などと判断、近く民放各社に対し、番組制作にあたり慎重な対応を、と要望する。
「決定!これが日本のベスト100」(テレビ朝日系)、「発掘!あるある大事典2」(フジテレビ系)などのバラエティが、血液型による性格判断を扱う特集を組み、確認できただけで10月に少なくとも6回あった。内容は▽嫌いな血液型、相性が悪い血液型などをランク付けする▽タレントらが「B型はいい加減」「AB型は二重人格」などと言い合う▽保育園児を血液型別に行動観察する――などだ。
立命館大の佐藤達哉助教授(社会心理学)によると、血液型性格判断は80年代にブームになった。学者らが「統計上の違いはわずか。科学的には何も実証されていない」などと批判し、沈静化したが、再び雑誌などが取り上げ「大衆の常識のように定着してしまった」という。
血液型番組の差別・偏見を告発するサイトを9月に開設した岡山大の長谷川芳典教授(心理学)は「ほとんどの番組は、いい加減なデータでレッテル張りをしている。血液型という生まれつきのもので他人を判断することは不当だ」と批判している。 (毎日新聞)
やはりそうか、という感じ。
全て見ている訳では無いが、確かにやたらと「血液型」をテーマにした番組が目立っていた。
少しは面白い部分もあったが、
ちょっと「ここまで言い切って良いのかい??」という面も多かったようだ。
それに、「ここまで断言するのに、どの程度のデータをとったのか?」という面も気になった。
中には、ある保育園の園児を血液型別に分けて行動パターンを見て、
“A型は~のような傾向がある”としていたが、
その園児だけのパターンで、あたかも全ての人が、その傾向にある、とするには
多くの方が違和感を覚えたに違いない。
しかし、昔から「あ~君はO型か。だから大雑把なんだ。」
という類いの会話は頻繁に交わされ、
人間関係の潤滑油のように使われていた事も多かった。
笑いで済むレベルなら良いが、あまり度が過ぎると、人間関係に問題も生ずる。
以前のエントリーで「身体の歪み」について取り上げた番組について書いた事があったが、
TVで放映されていた内容を、そのまま信じる人は多い。
それぐらい、影響力大なのである。
TV局側は視聴率さえ取れれば良いのだろうが、
マスメディアの責任は非常に重い、と自覚すべきであろう。